豚にあげる真珠は19万8000え〜ん

この記事はだいぶ前に書かれたものなので情報が古いかもしれません

「まゆつば」って言葉があります。僕の印象では日常生活であまり使われることはない気がしますが、人にだまされないように用心してくださいって意味です。

正確には「眉に唾を塗る」の略ですね。現代人は何でも略しますからね。「とりせつ(取扱説明書)」とか「今北産業(今来たとこなんだけど状況を三行で説明してくれ)」とか「wktk(ワクワクテカテカして夜も眠れないよー)」とか「らきすた(らき☆すた)」とか。

まあ、僕も詳しくは知りませんが、まゆつばって言葉ができたのは、明治時代の頃らしいですけどね。そう考えると、昔の人も言葉を良い感じに略すってことはしていたんですね。



ところで、どうして眉につばを塗ることが人にだまれないように用心することになるのかと言うと、狸や狐は人に化けるときに眉毛の本数を数えてから化けるので、眉毛の本数を数えられないように眉を濡らしとけば安心さベイビーってことなんだそうですね。俗信ですけど。

つまり彼らはそれくらい精巧に化けるってことなんですかね。眉毛の本数まで再現してしまうなんて。

実際に狸や狐がどうやって人に化けるのかってのはよく分からないんですけど、僕が読んだ参考文献(幽☆遊☆白書)によると、葉っぱに化ける人の顔を描いて、それを頭にはっつけてポンと化けていました。あの漫画に出て来た狸くんはすでに亡くなっていた子どもに化けたんですけど、彼(彼女だったのか?)は亡くなった子の眉毛の本数を正確に把握していたってことですね。素晴らしい記憶力と観察力です。



でも、思うんですよね。

確かに化かされないためには眉につばを塗れば良いのかもしれないですけど、真に騙されないように用心するのは、化けられる人じゃなくて、人に化けた狸や狐と遭遇した人ほ方ではないかと。

狸や狐は眉毛の本数を数えてから化ける。それは良い。でもその一言だけで判断するなら、眉毛は数えるけど、眉毛よりも数えやすそうなまつ毛は特に数えないってことですよね。ってことは、化けられた本人と化けた狸や狐では、眉毛の本数は一緒でもまつ毛の本数は違うかもしれない。

そうなるとだ。自分の知り合いが本人か狸や狐が化けた姿なのかを判断するには、前もってその知り合いのまつ毛の本数を正確に把握しておく必要がある。まあ別にまつ毛じゃなくても良いけどね。ヒゲを生やしている人だったらヒゲの本数を把握しておけば良いし、髪の毛でも良い。

そう。つまり騙されないように用心するということは、日頃から周りの人間のそういうところまでちゃんと把握しておくことだ、ということになるわけですね。

だから「眉に唾を塗る」、略して「まゆつば」というよりも、「他人のまつ毛を把握しておく」、略して「たにまつ」と言った方が良いのではないかと。



そんだけの観察眼を持っていたら、名探偵としては優秀な部類に入るだろうね。

推理小説によくある双子の入れ替えトリックみたいなのでも、あっさりと見破れますね。


「あなたは姉ではありません。妹ですね」

「ど……どうして分かったんですか……?」

「まつ毛の本数が違いますから。あなたはお姉さんよりもまつ毛が2本少ないのです」


若干気持ち悪いな、そんな推理をする探偵は……ww

人のデータを正確にインプットしているロボットが探偵役の物語があれば、そういう推理も実在するかもしれないね。

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