王子様はシンデレラのどこに惚れたのか

この記事はだいぶ前に書かれたものなので情報が古いかもしれません

おまとめ三行

脚フェチですらないじゃん
ゲレンデマジックよりもあれだよ
あんちゃぁん(CV:福山雅治)

靴はガラスではなかったという噂もあるよね


シンデレラ。極めて簡潔に息継ぎなしでいざツイッターに書き込む日が来ても大丈夫なように140文字でどういう物語か説明すると、いつも継母や姉にいじめられていた可哀想なシンデレラは魔女の力を借りてお城の舞踏会に潜り込み見事王子様のハートを射止めるも途中で魔女の魔法が切れてしまったので慌てて王子様の元を去るがその際うっかりガラスの靴を脱ぎ落としてしまったというハプニングが功を奏し結果的に王子様と結ばれました、みたいな感じのお話ですね。

グリム童話なんかだとちょい残酷なシーンもありますが、まあハッピーエンドではあるわけだし、良いお話だと思います。

でもこれってあれなのかな。もしシンデレラが靴を落とさなかったら、王子様はシンデレラを見つけられなかったのかな? あるいは、もしシンデレラの姉の方がうっかり靴をはけちゃったりしたら、王子様は姉と結婚していたのかな?

もしそうだったとしたら、王子様はいったいシンデレラのどこに惚れたのかしら?

舞踏会に現れたシンデレラを一目見て美しいと思ったのなら、彼女のどこを見て美しいと思ったんだい? まさか靴の美しさに一目惚れしたわけでもあるまいに。「おお、何て綺麗な靴をはいた女性なんだ。私と踊ってくれませんか?」なんて、脚フェチですらないじゃん。靴フェチじゃん。

王子様は、シンデレラの顔を覚えていなかったのかな。そりゃあ確かに、王子様の前に現れたときのシンデレラはものすごく綺麗に着飾ってたし、魔女の魔法は服だけじゃなくて、ざわちんもビックリするくらいのメイクとかもしてくれたんでしょう。女性はお化粧をすれば変わると言いますから、普段のシンデレラとは別人のようだったかもしれない。お城でのシンデレラしか知らなければ、いつもの灰かぶり姫な女の子がシンデレラだとはすぐには分からないかもしれない。

でも王子様って、最初から靴ありきでシンデレラを捜したじゃん。これが例えば、町中を探し回ったけどシンデレラを見つけることができなかった。どうしてもシンデレラを見つけ出したい。残る手がかりはこの靴だけだ。よし、この靴の持ち主を捜すぞ! みたいな感じなら分かるよ。でもパッと見そういう描写は見受けられない。そもそも、王子様はシンデレラが魔法の力で着飾ってたって知らなかったはずだから、やっぱり最初は「あの美女を捜そう!」ってなっててもおかしくなかったんじゃないかなぁ。

それとも本当は、靴を手がかりに捜す前に必死になって捜していたのかな? いやあ、たぶんないね。もし必死になって捜してたなら、普段のシンデレラを見て何も思わないことはないと思うのよね。「あの女性……どこか似ている気がする。もしや……」くらいには思うんじゃない? そんでもって声くらいはかけるんじゃない? 「人違いかもしれないけど、もしかしてあなたはあのときの……」くらいには。いくら別人ったって、何かそれなりの雰囲気とかは感じ取れるんじゃないの?

これが何の縁もゆかりもない赤の他人とかだったら話は別よ? これといって興味を持っていない人が別人のように着飾っていたら、全く気づかなくてもしかたないかもしれない。でも王子様はシンデレラに結婚してほしいとまで思うくらい惚れ込んだのだから、多少見た目が変わったって、ちょっとくらいは面影を感じられるんじゃないかと思うのよね。そうじゃなきゃ、王子様は舞踏会のとき、シンデレラのどこを見てたのって話よ。一緒に踊るとき、靴しか見てなかったのか? 顔は覚えてなかったのか? 一目惚れまでしたのに? まさかぁだよね。もしそうなら、ゲレンデマジックよりもあれだよ。

王子様は、仮に先に靴の合う女性が現れたとしても「この人は私の惚れた女性ではない」ってちゃんと思えたのかな。靴さえ合えばオッケーだなんて思ってたとしたら、とんだ食わせ者ですぜ、この王子様。シンデレラへの愛が薄っぺらいっすわ。いや、そもそもそこに愛はあるのか? そこんとこどうなのよ、あんちゃぁん(CV:福山雅治)



これは単なる僕の妄想だから、実際のところ王子様は真剣にシンデレラを愛してたのかもしれませんが、もし僕の妄想の通りだとしたら、シンデレラというお話から得られるものは、一人の少女のサクセスストーリー的なことではなくて、男がいかに女の内面を見ていないかがよく分かるという教訓めいたものになってしまいますね。

そりゃまあ、僕も女性の脚は好きですけども。胸より脚派ですけども。でも靴のサイズでしか女性を判断できない男にならないようには、気をつけたいもんですね。

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