初夢の話。略してハツバナ

この記事はだいぶ前に書かれたものなので情報が古いかもしれません
年賀状に使ったイラストです

この記事を三行にまとめると

初めて食べた人はパンツなんてはいてなかったかもしれないね
焼いた餅と砂糖醤油の組み合わせを発見した人は偉いよね
銭湯の壁といえばやっぱり富士山だよね!
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

この世で最もどうでもいい話の一つに、他人の夢の話がありますね。初夢に何を見たとか、そんなことは心の底からどーっでもいい。日本で初めておせち料理を作った人のはいていたパンツの色くらいどうでもいいです。まあ、噂によるとおせちって弥生時代くらいからあったそうですから、初めて食べた人はパンツなんてはいてなかったかもしれないね。とにかくそれくらいどうでもいいってことです。

というわけで、今日は僕が見た初夢の話をします。

僕の初夢は、蜂に襲われる夢でした。襲われるっつっても、一匹の蜂がこっち向かって飛んできたってだけなんですけどね。それを殺虫剤で撃退するっていう夢でした。おしまい。

いやー、本当にどうでもいいですねー。日本で初めてお餅に砂糖醤油をつけて食べた人の星座くらいどうでもいいです。牡羊座かな? 星座占い的には、牡羊座の人は開拓精神にあふれてるらしいから。でも焼いた餅と砂糖醤油の組み合わせを発見した人は偉いよね、うん。



初夢に見ると縁起が良いものとして、富士山や鷹、茄子などがありますね。一富士二鷹三茄子っていうあれです。ちなみにこの言葉には続きがあって、四扇五煙草六座頭ってのが続きます。座頭ってのは、盲目のお坊さん的な人ですかね。お坊さんは毛を剃ってますんで、毛がないというところから、ケガがないという言葉遊びで、縁起が良いとされているんだそうです。

この六つのどれかがはっきりと夢に出てくれば縁起は良いんでしょうが、そうそうピンポイントで出てくるとは限らない。だけどお正月ってのは本来、誰にとってもめでたいものなのですから、直接的にこの六つが出てこなくても、これらを連想させるようなもの、これらにつながるものが出てくれば、十分に縁起が良いと言えるのではないでしょうか。

例えば僕の場合、夢に出てきたのは蜂と殺虫剤ですね。これは完全に富士山につながります。



蜂が飛んでくる → 殺虫剤を撒き散らす → 一部が風に乗って自分の方に向かってきた → ぷわっ、顔にかかった。手にもついた → お風呂に入って洗い長そう → そういえば風呂が壊れてお湯が出ないんだった → しかたない。今日は銭湯に行くか → 銭湯の壁といえばやっぱり富士山だよね!



とまあ、こんな感じです。これで、間接的に富士山が出てきたことになる。つまり蜂を殺虫剤で撃退する初夢は、縁起が良いのだ。

僕の感覚では、この風が吹けば桶屋が儲かるような連想ゲームを行えば、たいていの夢は縁起が良いと思います。銀行強盗をする夢だって、呪いのビデオを見る夢だって、縁起が良いぜ。銀行強盗は煙草につながるし、呪いのビデオは茄子につながりますからね。



銀行を襲う → 全員動くんじゃねえ → おい、このバッグに金詰めろ → 一瞬の隙をついて勇敢な銀行員が警察に連絡 → 警察が到着 → パトカーからトレンチコートを着た中年のハードボイルドな警部が下りてくる → ハードボイルドなおっさんといえばやっぱり煙草でしょう

呪いのビデオを見る → 見たものは一週間後に死ぬ → オラは死んじまっただぁ → あの世は時間が経つのが早いなぁ → 季節は巡りお盆がやって来たぞ → 久しぶりに現世に行くか → よっしゃ、精霊馬に乗るぜ → 精霊馬といえばやっぱり茄子が定番だぜ



結局のところ、どんな夢でも、考え方次第で縁起の良いものに変えられるってことですね。縁起が良かろうが悪かろうが、今年が良い一年になるかどうかは、気持ちの問題ってことですよ、うん。

みなさんは、どんな縁起の良い初夢を見ましたか?
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