次に回転寿司屋を訪れるのは、数年後になるかもしれない

この記事はだいぶ前に書かれたものなので情報が古いかもしれません
かじゅは強いっていうより、上手いって感じ

この記事を三行にまとめると

美味しくなる魔法とかかけてもらう隙も与えずに
メイド喫茶ではなく、回転寿司屋でした。残念。いや残念ではない
僕が次に回転寿司屋を訪れるのは、数年後になるかもしれない
その日、僕は猛烈にお腹が空いていた。今すぐにでも何かを腹に収めないと今日で人生が終わりそうなくらい、お腹が空いていた。もし目の前にあるお店がメイド喫茶だったとしても、可愛いメイドさんを食べたいとか、そんな欲求など一切沸かないほど、お腹が空いていた。メイドには目もくれず席に着いた瞬間にオムライスを頼むくらい、お腹が空いていた。美味しくなる魔法とかかけてもらう隙も与えずに自分でケチャップかけて食べてしまうくらい、お腹が空いていた。ちなみに僕はマヨラーなので、ケチャップの代わりにマヨネーズでも何の問題もない。

とにかく、お腹が空いていたのだ。

だから僕は、次に視界に入った店なら、それが何屋であろうと入ると決めていた。たとえメイド喫茶であろうと、入ると決めていた。フルーツの盛り合わせを頼んだだけで10万円とか取られる怖いお兄さんが経営してそうなお店だろうと、入ると決めていた。いや、さすがにそこはスルーしていたかもしれない。

とにかく、それだけの覚悟を持って僕は入ったのだ。

回転寿司屋に。



本当に、ものすごーくお腹が空いていたんですよ。マジで最初に目に入ったお店がメイド喫茶だったとしても、迷わずに入ってたんじゃないかってくらいに。でも最初に見つかったのは、メイド喫茶ではなく、回転寿司屋でした。残念。いや残念ではない。

そういうわけで、先日、久しぶりに回転寿司屋に行きました。10年ぶりくらい……? いや、さすがにそこまでぶりではないか。でも何年も行ってないことは確かです。まあ、回っているいないにかかわらず、寿司屋自体めったに行かないですからね、自分。お寿司は好きなのですが、一人で食うならお店行かなくても良いだろってことで、銀のさらとかで出前取るのがせいぜいでした。

とにかくまあ、お店に入ってお寿司を摘みました。でも、あんだけ腹減ってたらさぞたくさん食うことになるだろうなと思っていたのですが、そんなことはありませんでした。普通でした。

そん時にちょっと思ったんですけど、回転寿司って、なかなか良いシステムなんじゃないかしら。

今回の僕みたいに、猛烈に腹が減ってて、今ならいっぱい食べれるぞって思ってる時って、例えば定食とかだったら、大盛り頼みたくなるじゃないですか。メニューが豊富な小料理屋みたいなところだったら、とりあえず食べたいと思ったメニューを端から頼んじゃうじゃないですか。ステーキも、普段なら200gのところを、倍の400gとか余裕じゃね?って、思っちゃうじゃないですか。

で、まあ実際に食べ切れれば何の問題もないわけですが、もしかしたら調子に乗って頼みすぎて、残してしまうなんてことも、あるかもしれない。せっかく頼んだのにもったいない、なんてことになるかもしれない。あるいは残さないようにと思って、無理に食べてお腹痛くなったりとか。

その点、回転寿司って、回ってるお皿を取る分には、一皿ずつ取っていくことになるから、取りすぎることって、あんまりないと思うんですよね。

そう考えると、一度に頼みすぎず、大盛りみたいに最初から量があるわけでもなく、お腹の具合と相談して、食べたいだけ少しずつ食べられるというあのシステム、意外と悪くないっすよね。特に僕は、以前は結構な大食いだったこともあって、今でもすごくお腹が空くと、つい食べ過ぎちゃうんですよ。スーパーとか行っても、食べきれないくらいに惣菜買っちゃうこともあるし。それだけに今回、回転寿司を食べながら「これならさすがの俺でも、食べきれないほど頼むことはないなぁ」って、改めて感じました。

だからって、僕がこれから頻繁に回っているお寿司屋さんに通うようになるかと言うと、きっとそんなことはないですけどね。

僕が次に回転寿司屋を訪れるのは、数年後になるかもしれない。

今の「私が次に槍槓を上がるのは、数年後になるかもしれない」ってセリフに、似てない?
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