科学的根拠の乏しい並行世界はありまぁす

分岐はいつでもすぐそこに

おまとめ三行

並行世界は実在するんじゃないか説を、一席
世界線の分岐が起こりまくりんぐですよ
すでに移動してしまっているのかもしれませんね……

並行世界……パラレルワールドとか多世界解釈なんて言い方をすることもあります。今いるこことは、少し違う世界。ほとんどが一緒だけど、微妙に違う。時には大きく違うこともある。死んだはずの人が生きているとか、性別が入れ替わっているとか、関ヶ原の合戦で豊臣軍が勝っているなんて世界も、あったりなかったり。

SFの世界ではよくある話です。タイムスリップとかパラレルワールドは、SFの設定としては定番中の定番ですからね。

このパラレルワールドを、現実に存在すると唱えている学者もいます。量子論的に考えると量子のもつれによって分岐が発生してなんちゃらかんちゃら〜とか、まあ何言ってんだかさっぱりわけわかめですが、どうやら科学的に考えても、この並行世界というものは、ないとは言い切れないこともなくはないかもしれないようです。

じゃあここで、そういう学術的に難しい話とか整合性とかは一切放り投げた、並行世界は実在するんじゃないか説を、一席ぶってみたいと思います。

分かり辛い話になると思いますが、ひらに。内容が難しいわけではなくて、単に僕が上手く説明できないから分かり辛いってだけです。

では、よろしくお願いします。チャカチャンリンチャンリン♪(←小噺が始まる時に流れそうな音)



あるとき、ふと思ったんですよ。もしかしたら僕たちはもう、並行世界を実際に経験済みなのではないかと。

僕たちは、未来の情報を事前に知ることはできません。たとえ一分先の未来だろうと、実際に一分後になってみないと、観測はできない。これは、将来的に完璧な未来予知の技術ができない限りは、揺るがない事実です。

量子力学でも、未来予知は不可能的なことを言ってます。現代の技術レベルがどうこうって話じゃなくて、不確定性原理がどうだとか波動関数がああだとかって話なんだそうですが、まあ小難しい話は置いときましょう。未来を確定できないことは科学的にも言われてるってことだけ、今は把握しときましょう。よく分からんし。

ついでに、物質は光の速度を超えることはできません。これも相対性理論だか何だかで言われてる話ですね。光速度不変の原理があーだこーだと言ってますが、それも置いときましょう。やっぱりよく分からんし。

光速を超えられないってことは、例えば光の速度で一年かかる場所の情報は、どうやっても一年前のものしか手に入らないことになります。実際、星の観察なんかはそうですね。地球から何万光年も離れてる惑星の様子は、何万年も前の状態しか見られない。

僕たちは肉眼で月や太陽を見ることができますが、あれも実際には、ちょっと前の姿なんですね。まあ月は一秒ちょいくらい前の姿が見えるから、ほぼリアルタイムと言えますが、太陽は光の速さでも8分ほどかかるので、昼間見える太陽は、今から8分前の姿です。すぐお隣にある、いずれ移住する日が来るんだか来ないんだか分からない火星でさえ、4分くらい前の姿しか観測できません。火星と地球と距離は結構変動するので、もうちょい近いときもあるようですが。

4分……短いようで長い時間ですね。ハンターハンターでゼノじいちゃんが、視界にいた多数の殺し屋をわずか7秒で全員殺れるって言ってましたから、それ考えたら4分はとてつもない時間です。街一つくらいなら余裕で破壊できるかもしれない。僕も、4分あれば余裕でやれる(二度寝を)

とにかく、僕たちが見る火星の姿ってのは今から4分前なわけですが、でもそれは、地球から火星を見たらそうなるってだけの話であって、まだ4分後の未来が来てないわけではないじゃないですか。例えば、今僕が火星にいたら、地球から見ている状態の4分後は、もう未来ではなく現在として過ぎているわけですよ。地球の人々が僕を見て「あ、あいつ二度寝しようとしてるぞ」ってときに、火星の僕は、すでに二度寝を終えて起きているわけです。



この数分前の状態しか見えないってところが、並行世界の可能性につながるポイントなのではないかと思うのです。

光の速度で4分かかる火星の様子は、4分前の姿しか見えない。つまり4分後の火星の状態は、地球にいる人からすれば、まだ観測できてないから、未来ということになる。未来は確率的に揺らいでいて、確定できない。でも火星主観で言えば、その4分後の状態は、すでに確定している。

ここにズレが生じているわけですよ。

観測するまで状態が確定しないってんなら、すでに火星に訪れている4分後と、地球から観測する4分後では、もしかしたら異なる状態が観測される可能性も、あるってことじゃないですか。火星で4分後に二度寝を終えて起きている僕を、地球から見たら、そのまま寝ているなんて可能性も、ゼロではないわけじゃないですか。なんせ確率的に揺らいでるんだから。

もし「そんなことはない、リアルタイムで観測できないだけで、すでに確定している事実は覆らない。したがって、異なる状態になることはない。いずれ同じ状態に収束する」ってんなら、未来予知はできて良いはずじゃないですか。だって、確定していないから観測できないんだから、逆説的に考えれば、状態が確定さえしていれば、どうにかして知ることは可能ってことになりそうじゃん?

でもそれが無理だってんなら、地球から見た4分後の火星は、確定していない未来ってことになるわけで、つまり実際に見てみるまで、確率は定まらない。定まらないなら、火星視点ですでに確定しているものと異なる状態に分岐する可能性が、あることになる。

さらに言えば、例えば冥王星あたりから火星を見たら、地球から見るよりももっと前の状態しか見えない。だから地球で観測できた4分後の状態も、冥王星にいる人たちにとっては確定していない未来なわけで、同じように、地球から見た状態と、異なる状態が観測される可能性を残している。

もし本当に異なる状態が観測されるってんなら、それはもう、並行世界みたいなものじゃないですか。



これを突き詰めていくと、もっと近い距離でも、同じことは起こり得るわけですよ。地球と冥王星どころか、地球と月からそれぞれ火星を見たって、距離に差があれば、ズレが生じる可能性はある。むしろ同じ地球の中でも、日本から月を見た場合と、アメリカから月を見た場合では、距離に差があるから、やはり同様の現象は起こり得る。

もっともっと突き詰めれば、極端な話、たった1メートル離れているだけでも、同じことは言えるわけです。1メートルなんて、光の速度なら刹那にも満たない、限りなくゼロに近い時間で移動できる距離ですが、差があることには変わりない。今回の話は、距離がゼロでなければ成り立つという説なので、1メートルでも差があれば、ズレる可能性はあるわけです。

1メートルしか離れてない人と見える世界が違うとなったら、こりゃあもう、並行世界は日常レベルで発生してるってことですよ。世界線の分岐が起こりまくりんぐですよ。

たまに、こんな会話がありますよね。

「おい、あれ見ろあれ。何か変なもんがいるぞ」
「え? どこどこ?」
「ほら、あれだよあれ」
「ごめん、やっぱり見えないんだけど」

これは、目が良いとか悪いとか、観察力がどうとかって問題じゃなくて、もしかして、もしかしたら、二人の観測している世界は、異なる状態ってだけなのかもしれません。何せ、たった1メートル離れているだけで、違うものが見えているかもしれないわけですからね。

もしかしたら、今、あなたのすぐ背後にいる人とあなたの間でも、見えている世界は違うかもしれませんよ?

え? 背後には誰もいない? 本当に?

そこにいるはずの人が見えない……ということは、もしかしたらあなただけ、他のみんなとは異なる並行世界に、すでに移動してしまっているのかもしれませんね……。

とぅるるるる♪とぅるるるる♪とぅるるるるっとぅ〜とぅるるるる〜ん……(←世にも奇妙な物語のあれ)

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