日本名作まじゃりんこ

この記事はだいぶ前に書かれたものなので情報が古いかもしれません
名作をパズルのピースのように

この記事を三行にまとめると

それぞれ一文ずつ、ほぼそのまま抜き取りました
主人がオオアリクイに殺されて一年が過ぎました
「激安ビデオ」
メロスは激怒した。彼は彼の棲家である岩屋から外に出てみようとしたのであるが、頭が出口につかえて外に出ることができなかったのである。そうしてその穴の中から、時々ぷうぷうと煙を吹く。私はこれまで、こんな不思議な表情の子供を見たことが、一度もなかった。その時私は、まだ若々しい書生であった。

風がどうと吹いてきて、草はざわざわ、木の葉はかさかさ、木はごんごんと鳴っていた。もちろん表面では、今でもさほど気にならないような顔をすましている。しかし踊り子たちがそばにいなくなると、かえって私の空想は解き放たれたように、生き生きと踊り始めた。いったいどこから浮かんできた空想かさっぱり見当のつかない屍体が、今はまるで桜の樹と一つになって、どんなに頭を振っても離れてゆこうとはしない。

雨は羅生門をつつんで、遠くから、ざあっという音を集めてくる。まだよく乾いてはいなかったキャンバスは、その間に、一面に草の葉をこびつかせてしまっていた。これが虎としての最初の経験であった。けれどその時はもう、ガラスの呼子は鳴らされ、汽車は動き出しと思ううちに、銀色の霧が川下の方からすうっと流れてきて、もうそっちは何も見えなくなった。

そうして私は、あのひとに、おそらくはこれが最後の手紙を、水のような気持ちで、書いて差し上げた。こんな迂闊なことではダメだぞ……と自分で自分を冷罵しながら……。



走れメロス、山椒魚、吾輩は猫である、人間失格、こころ、注文の多い料理店、鼻、伊豆の踊り子、羅生門、桜の樹の下には、風立ちぬ、山月記、銀河鉄道の夜、斜陽、ドグラ・マグラから、それぞれ一文ずつ、ほぼそのまま抜き取りました。

何年か前に、とある小説の新人賞で、ライトノベル600冊をデータベース化し、それらしい単語を適当に組み合わせて人工無能に作らせた作品が大賞を取ったというニュースがありました。

まあニュース自体は全くの嘘なのですが、僕は最初、それが虚構新聞のネタだって気づかなくて「へぇ〜、できるもんなんだぁ」と普通に信じてました。

でも今こうして、俺なんかが適当にかいつまんでも、それらしい文章になっている(のか?)ところから察するに、名作をデータベース化して人工知能に書かせれば、本当にそんな、大賞が取れそうなちゃんとした作品が、生まれるのかもしれませんね。今みたく、名作の文章をそのまま使ったらパクリになっちゃいますけど、もっときちんと学習させれば、あるいは。

ちなみに、星新一賞という文学賞では、人工知能が書いた小説を受けつけています。まだ大賞を取るところまでは至っていないようですが、その内、入賞に食い込む作品が出てくるかもしれない。新聞にも以前、人工知能が書いた短編小説が掲載されたことがあったような?

スパムメールとかも、AIに作成させまくってる人が、どこかに存在するかもしれないね。今までにあったスパムメールのデータを打ち込んで、それつなぎ合わせてメールを作るの。



件名:助けてください!伝説の男、会釈山本が来日します!

信じられないかもしれませんが、私はチンパンジーです。
主人がオオアリクイに殺されて一年が過ぎました。
実は貴方様に、天皇になって欲しいのです。
こんなオジサンでも良ければお返事ください。



そういや、もう十年以上前の話だけど、まだガラケー使ってた頃に「激安ビデオ」って一言だけ書かれてた迷惑メールが来たことがあったな。何かURLが貼ってあるわけでもなく、本当にその一言しか書かれてない。アダルトなやつなのか、旧作の映画なのか、それすらも分からない。架空請求詐欺だったとしても、あれじゃどこのサイトにも飛ばすことができないし、いったい何が目的だったのか。

せめて内容が面白ければね。かぷかぷ笑うこともできたのですが……。
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