暗い夜道を家に帰ろうと歩いていたら、向こうからずぶ濡れの人が歩いてきた。
こんな雨の夜に傘も差さずにいるなんて、幽霊以外にあり得ないと思った。
その人が幽霊でも何でもなく、傘を忘れただけと知った時には、時すでに遅し。
雨に濡れたわけでもないのに、僕のズボンはぐっしょりと濡れていた。