お姫様が一人で出歩くなんてあり得ないというのがみんなの認識だ。
おかげで昼間から堂々と町を歩いていても、誰も怪しまない。
でも注目されないのが虚しくなってきたので、ある日思いきって名乗り出た。
やはり先入観のせいなのか、私が姫だと言っても誰も信じてはくれなかった。