「いやー、あのときは俺の活躍がなかったらほんとやばかったよー」
事あるごとに、彼は自分の英雄譚を自慢げに周りのみんなに話して聞かせる。
一見ただのほら吹きにも見えるが、誰も彼をそんな風に思ったりはしない。
彼の言うことには一切の嘘も誇張もないことを、みんな知っているから。