確率という意味では、おそらく奴の正しさは十パーセントにも満たないだろう。
なぜなら、あいつはいつでも、他人と全く違うところを見ているからだ。
全員の目が曇り、間違った結論を導いた時のみ、奴の偏屈な感覚が生きてくる。
でもそんな場面は、十回に一回もないのだ。