怪談を百話語り終えると、本物の怪異に出会うことができると言われている。
僕たちもそれを求めて、百物語を語り始めた。
しかし、結局何の怪異にも、出会うことはできなかった。
そもそも僕たちは、百個も怪談のストックがなかったのだ。