顔を突き合わせるたびに、僕たちは喧嘩をしてきた。
心の中では互いに友情を感じていたけど、それを押さえて殴り合ってきた。
父の仕事の都合で転校する時も、別れの言葉の代わりに拳を交換した。
二十年ぶりに再会した時も、やっぱり僕たちは、言葉よりも拳だった。