ふと、すれ違った女性からとても良い匂いがして、思わず立ち止まった。
どこかで嗅いだことのある、とても懐かしくて心が安らぐ香り。
それが昔別れた彼女のものだと分かったときには、目から涙が流れていた。
三途の川を渡らないと会えない彼女に、会えた気がしたから。