「脇役が主役になれる瞬間って、どんなときだと思う?」
そう言って、彼は僕に背を向け、僕を庇うように立ちはだかった。
「それはな……本当の主役を、捨て身で護るときさ」
あの瞬間、確かに彼は、主役になったことを、僕は一生忘れない。