竜の鳴き声を聞いたものは幸運に恵まれるという祠がある。
みんなその俗信を信じているようだが、実際に幸運を授かった者はいない。
あそこに本当に竜が住んでいることを知る僕だけは、真実を知っている。
竜の鳴き声を聞いたものはみんな、その竜に食べられてしまっているのだ。