この島で生まれた者は、たいていこの島を出ることなく死んで行く。
外の世界に何があるのかは知っていても、みんな興味を示さない。
そういう僕も、この島を出たいと思ったことは一度もなかった。
この世の全てが詰まったようなこの島を出る必要なんて、どこにもない。