一匹のトンボが僕の指先に止まり、数秒も経たずに飛び去って行った。
きっとああやって、いろんな宿り木に止まりながら目的地を目指すのだろう。
ずっと飛びっ放しでは疲れてしまうだろうから、羽を休める場所は必要だ。
僕にはそんな宿り木がないから、ちょっとトンボがうらやましい。