山で怪我をしている一匹の子狐を見つけたので、拾って帰ってきた。
看病の甲斐あって、しばらくもしない内に走り回れるほど回復した。
その姿を見ていたら、愛着が沸いて、山に帰すのが惜しくなってしまった。
ならばと、自分の方が山に移り住んだのは、もう十年以上も前の話だ。