訳あって、夜逃げをせざるを得なくなった。
荷物も思い出も全て捨てて、新しい土地へと人知れず逃げた。
自分でも分からないが、その背徳感のようなものに、快感を覚えてしまった。
今では、逃げる必要のない状況でも、気がつくと夜逃げをしてしまう。