せっかくの結婚記念日だからと、私は三ツ星レストランをねだった。
お金がないことは分かっていたけど、年に一度くらいはと思ったのだ。
でも彼に連れられて来たのは、綺麗な飾りなど何もない、星空の下の原っぱ。
三つどころか、無数の星に見下ろされながら、私たちは缶詰とビールで乾杯した。