椅子とも石とも言えない場所に腰を下ろし、俯いている。
顎に添えられた手は、肘を通じて足に支えられている。
視線の先に何が映っているのかは、訊いても答えは得られないだろう。
考える人の考えをトレースできる人など、どこにもいないだろうから。