夢の終わり

夢の終わりは、いつもちょっぴり切なくて悲しいけれど、目が覚めたときにはもう、そのことを覚えてはいない。

Silent Drop

夜の湖畔で一人、湖に落ちる一滴の雫や広がる波紋を静かに見つめている。

秋冬の挟間

秋が終わり冬が始まる、ちょっぴり寂しい季節の音。

その箱を開けたら

その箱を開けたら中に何も入っていなかった。 何が入っていることを期待していたのだろう。

梅雨の足音

雨が深々と降り続く、少し薄暗い梅雨の昼下がり。

Planet

惑星から惑星へ、無重力に身を任せてただひたすらに漂っている。

Mild Dream

淡い夢を見ている。どこか寂しいけど、どこか心が落ち着くような、そんな淡くて儚い夢。

立春の雨音

暦の上では春になっても、外はまだまだ寒い。 そんな頃に降る静かで冷たい雨の音。