僕は勝利することに慣れきってしまっていたらしい。
心のどこかで、負けてばかりのあいつのことを見下していた。
そんなあいつが初めて勝利した時の喜びようは今でも忘れない。
たった一勝であれだけ喜べるあいつの方がよほど勝者に思えた。