すくい上げた砂のように少しずつこぼれ落ちていく。
大切な記憶も、積み上げた信頼も、先天的に授かった才能も。
きっと死ぬ瞬間には一粒も残っていないんだろう。
でも何かを残したまま死ぬよりはそっちの方が幸せなのかもしれない。