五億年ボタン
かつて私は五億年ボタンというものを押して五億年の時を過ごしたらしい。
記憶にはないけれど証人が数えきれないほどいたから事実なのは確かだ。
それを確かめるために私はもう一度五億年ボタンを押し、証人たちと会った。
もしかして前に押した時も、同じことを思って押したのだろうか。
記憶にはないけれど証人が数えきれないほどいたから事実なのは確かだ。
それを確かめるために私はもう一度五億年ボタンを押し、証人たちと会った。
もしかして前に押した時も、同じことを思って押したのだろうか。