無駄口
私は昔から口が一つしかないのが不便で仕方ないと思っていた。
物を食べると言葉を発せないし言葉を発しているとキスができない。
だから私は役割を分担できるように無数の口を自分につけた。
でもみんなに怖がられ、会話する口もキスをする口も無駄になってしまった。
物を食べると言葉を発せないし言葉を発しているとキスができない。
だから私は役割を分担できるように無数の口を自分につけた。
でもみんなに怖がられ、会話する口もキスをする口も無駄になってしまった。