驕ることなかれ、奢れ

この記事はだいぶ前に書かれたものなので情報が古いかもしれません
最近の僕はなんというか、救われているのかな

この記事を三行にまとめると

この世で一番美味い食べ物は何ですか?
誰かのおごりで食う飯です(ドヤァ)!!
そんな風に思っていた時期が僕にもありました
Q. この世で一番美味い食べ物は何ですか?
A. 誰かのおごりで食う飯です(ドヤァ)!!

そんな風に思っていた時期が僕にもあったわけですが、でも最近はご飯はおごられるよりもおごる方が良いんじゃないかと思うこともあります。

ほんの数年前まで僕は一人で外食することがほとんどなかったんですけど、最近は一人でもそこそこ外に食べに行けるようになりまして……反面、誰かとご飯を食べに行く機会は相変わらず少ないという現状でござんすが、その影響なのか何なのか、自分の好きなものを好きなように食べられないことへの抵抗感が以前より強まっているような気がします。焼肉なんかも以前は一人で行くなんて考えられないと思ってたのに、ここ三年くらいは逆に一人でしか行ってない。

元々好き嫌いはそんなにないので基本的には誰がどんな料理を頼もうが僕は構わないのですが、もしも誰かと一緒にご飯を食べに行ったとして、僕が自分の食べたいものを選んだ時、相手も自分と同じように基本的には何でも良いとは限らない。気を使って何も言わないだけで内心では「違うの食べたかったなあ」と思っているかもしれない。一人で外食するようになってから「こんなことにいちいち気を揉むくらいならゴローさんのように一人で自由に好きなものを食べた方がよくね?」って思いやすくなったような気がするのです。

あと僕は特別お酒が強いわけではないのですが、飲み出すとがーっと飲んじゃう方なので、割り勘だったりした場合、僕以外の人は僕のせいで結構割りを食ってしまう。これは前々から分かっていたことなんですけど、でも「今日はお酒少なめで行こう」と思ってそれを達成できたことってほとんどないのよ。最初から一滴も飲まないならともかくね。

そうなると相手のおごりだったり割り勘だったりした時に「いくら好きなもの頼んで良いとは言ったけど、こっちのおごりなんだからちょっとは遠慮しろよ」とか「あいつ一人だけ散々飲み食いしやがって」みたいな思いをさせてしまう可能性があるわけです。楽しいはずの飲み会に魚の小骨が刺さるかのごとく。

もちろんそういうのがあまり気にならない人もいると思います。僕も気にならない。逆の立場で僕のおごりで相手がガンガン飲み食いする分には全然構わないです。どうせ俺もガンガン食うし。まあサイヤ人なみに食べられちゃうと「はたして俺の貯金で払えるのか?」という別の不安がよぎりますが……。

ようするに何が言いたいかってーと、最近は誰かとご飯に行く時は最初からこっちがおごるつもりで行くようにしてるって話です。「俺が払うから好きに食っちゃうぞ」って感じで気が楽だし、相手もたぶん、こっちが払う分には僕がたくさん飲み食いしてもそんなには気にならないと思うんですよね。分からんけど。

まあ実際問題、僕ももうすぐ初老が見えてきますし、社会人としても中堅どころの年齢になるって考えると、後輩におごる機会も自然と増えてくるかもしれないですね。そういう時に「こいつ後輩のくせに遠慮とか気遣いってもんを知らねーな」とグチってしまう大人にはならないように気をつけたいと思います。これでも一応、紳士(変態という名の)見習いだからな、僕は。奢ることはあっても驕ることはない、そんなナイスミドルが理想です。
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