実りの夏

この記事はだいぶ前に書かれたものなので情報が古いかもしれません
母親からこんなメールが届きました(写真付きで)

タイトル:ビワの実

本文:たくさんなってたよ~

桃栗三年柿八年、そして枇杷は十八年

このビワは、僕が小学校一年(もしかしたら二年だったかな)の時に、小学校の給食で出たビワの種を持ち帰って家に植えたものなんですよ。

小学校一年っつったら…もう18年くらい前になるのか。

どうして種を持って帰って植えようと思ったのか、今となっては全然思い出せませんけど、自分なりに何か思うところがあったんでしょうね。

桃栗三年柿八年なんて言葉がありますが、こいつは18年かけてようやく実をつけたようです。

まさかねぇ、給食に出たビワの種を植えて本当に実ができるなんて、半信半疑どころか7:3、いや、もしかしたら8:2くらいで疑の方が強かった部分もあったんですけど、ちゃんとなるんだなぁ…こいつはビックリ。

18年前、幼い僕のてのひらよりも小さかったあの種が、今じゃ僕の身長を軽々と追い越して、2メートル以上もの大きさに育ちました。

センチメンタルなセリフは僕には全く似合いませんが、ほんとによくここまで育ってくれましたよ。

ごめんなぁ、たいして面倒も見てやれなくて。

お前を持ち帰ったのが俺じゃなかったら、もっと大事に育ててもらえたかもしれないのにな。

福島にある母親の実家の庭に植え替えられてからなんて、年に一度か二度、様子を見るくらいしかしなかったもんね、俺。

それでもこいつは、ぐーたらで根性の捻じ曲がった主人である俺に似ないで、すくすくと真っ直ぐ立派にここまで成長してくれました。

強風や大雪にも負けずに…うん、偉い。

ついには実までつけてくれちゃって…素直に嬉しいです。

立派に育ってくれて、ありがとう。

今度食べに行くから、その時はその真っ直ぐな根性を俺にも少し分けてくれな。



似合わないこと言い過ぎた?

ごめんごめんw

ただの戯言(ざれごと)だと思って、かる~く聞き流しといてくださいな。

近い内に福島に顔を出したら、その時にこのビワを食べようと思います。

美味しいといいな♪






この記事は前にやっていたブログで六年前くらいに書いたものなんですが、結局ビワは食べずじまいになってしまったんですよね……今は全然摘果などのお手入れをしてないから、成長は続けているんですが残念ながら実はなっていないです。身長は未だに伸び続けているんですがね。

またそのうちに会いに行かねばな。
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