ひさ☆ぶり

この記事はだいぶ前に書かれたものなので情報が古いかもしれません
新婚さんがいつまで新婚さんと呼ばれるのかってのと同じ理屈で(?)、「久しぶり」って声をかけるのは、何日くらい会ってない場合に使うのが適当でしょうか?

1ヶ月くらい会ってなかったら、久しぶりって言ってもいいかもしれない。半月くらいでもオーケーなような気はする…かな。1週間くらいだとどうだろう? 3日は? 男子三日会わざれば何とやらと言いますし、3日も会わなきゃもはや久しぶりなのだろうか?



話は変わりますが、こんなパラドックスがあります。

今ここに、膨大な量の砂で作られた砂山があるとします。この砂山の定義は二つ。



1.砂山は膨大な量の砂で作られている。

2.砂山から一粒だけ砂を取り除いても、砂山は砂山のまま。



ここでは膨大な量を10000としましょう。10000粒の砂山から一粒取り除いて9999粒でも、まだ砂山ですよね。そこから一粒取り除いて9998粒になっても、やっぱり砂山のままでしょう。さらに9997、9996…と取り除いていくと、やがては1粒になります。でも砂山から一粒だけ取り除いても砂山は砂山のままだと言っているので、たとえ残りが1粒になってもそれは砂山のはずです。でも1粒では膨大な量とは言えない。それがこのパラドックスです。

要するに、どこから砂山は砂山じゃなくなるのか、それが非常にファジィなものであるってことですね。

ファジィって良い言葉♪



では本題。



1.長期間会っていない人には久しぶりと言える。

2.長期間を1日減らしても、久しぶりであることには変わりない。



30日会ってなければ、久しぶりと言っていいと思います。では1日減って29日。これもたぶん久しぶりの範囲です。そこから28日、27日…と減らしていくと、やがては1日になりますが、2の定義により1日減らしても久しぶりであることには変わりないので、1日ぶりに会う人に対しても久しぶりという言葉を使っても問題はないということになります。でも一般的に1日は長期間とは言えないので、これはパラドックスです。

つまり、どっかで久しぶりと久しぶりじゃない境界線があるはずなんですが、それが何日くらいなのかっていうのがやはりファジィであると。


僕だったら、そうですね……たぶん1ヶ月くらい会わなくても、久しぶりって言葉は言わないような気がします。

まあでも、こんなのは印象の問題だよね。毎日顔を合わせている人だったら、数日会わないだけでも久しぶりって思うかもしれないしね。
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