技術と感性は別に相反する存在ではないけれど、どちらか一方が成長してきたら、もう一方は一時的にレベルを下げざるを得ないこともあるんじゃないか。そうなったとき、どちらを選ぶのが良いのだろうか。
そんなことを、ちょっと考えたことがあります。
僕は別に感性の鋭い人間ではないですけれど、それでも初めて曲を作ったときは、技術はほとんどない状態だったので、とにかくイメージ先行でやりました。音楽の間にあるOrange Horizonがまさにそれなんですけど、あれを作ったときは、譜面に音符を乗せる以外のことが何もできませんでした。何というかこう……頭の中にあるイメージ映像をそのまま音に変換してみたらこんな感じだろうみたいな意識しかありませんでした。何でも良いからとにかく音出しとけってな感じですね。
なので、音楽としてある程度成立していなくても、気にしないことにしてました。成立しないっていうのは例えば、不協和音が目立っても直さない、みたいなことですね。この場合、不協和音が出ていても、それが自分の中にあるイメージの形なわけだから、それを直すとイメージとずれてしまう可能性があるのです。だから直さない。曲としてどんなにめちゃくちゃでも、拒否しないってことですね。
技術が身についてくると、段々と曲として破綻していないものが作れるようになってきます。破綻って言い方はちょっとあれかもしれないですけどね。どんな曲なら破綻していると言えるのかはかなり曖昧なものですし、逆にどんなものでも音が出てさえいれば音楽として成り立つものなのかもしれないですしね。都内を歩いているときに聞こえる車の騒音が重なり合っている音だって、あれはあれで一つの音楽としての形なんだよと言われたら、それは絶対に違うとは言い切れないような気もします。
まあそれは置いといて……とにかく、技術が今よりも向上すれば、曲を作る際に必要な基本的な部分からは、徐々にはみ出なくなります。音に変な違和感を覚えることも少なくなる。
しかしそうなってくると、今度は技術が先行しがちになります。初めにイメージありきではなくて、こんな技術を覚えたからこんな曲を作ってみよう、みたいに考え方が変わってきます。それがダメってわけじゃなくて、それはそれで良いことなんだと思いますけど、ただ僕の場合は、どうしてもイメージを先行させたがるというか……基本的にはイメージありきな考え方なものですから、そこが難しいとこなんです。
中途半端に技術がついてくると、何とかその枠の中に収めようという思考がどうも働くみたいで、つまり自由度が減っていくんですね。作り始めの頃は、そういう縛りみたいなものが何もないから、カオスな反面イメージには極力近づけることができなくもない。もちろん、技術が拙いと作品としてのレベルは低くなりますけどね。
理想は、両方のレベルが高い状態を維持できるようになることですよね。技術の向上によって形成されていく枠を大きく広げることができれば、イメージ通りの曲が高い質で作れるわけです。でもまあ、それができるのは一流の人ですからね。僕みたいな三流にはとてもできない領域です。
なので、今現在の、こちらを立てればあちらが立たないようなときには、はたしてどちらを優先させておくのが、良いやり方なんでしょうねぇ……?
基本的にイメージありきの考え方なら、感性が優先なんじゃないのと思うかもしれませんが、でも感性に合わせて技術をある一定のレベルのままで創作活動を続けても、向上はしにくいんじゃないかと思わないでもないわけで……ほら、現状を打破するには、やっぱり一歩上のレベルに挑戦する方が経験値もたまりやすいじゃないですか。RPGだって、強い敵を倒した方がレベルは上がりやすいでしょ? それと同じことですよ。
ま、どっちを優先させるか悩んでいるうちは二流になることすらできないよとか言われてしまったら、返す言葉もないですけどねww
そんなことを、ちょっと考えたことがあります。
僕は別に感性の鋭い人間ではないですけれど、それでも初めて曲を作ったときは、技術はほとんどない状態だったので、とにかくイメージ先行でやりました。音楽の間にあるOrange Horizonがまさにそれなんですけど、あれを作ったときは、譜面に音符を乗せる以外のことが何もできませんでした。何というかこう……頭の中にあるイメージ映像をそのまま音に変換してみたらこんな感じだろうみたいな意識しかありませんでした。何でも良いからとにかく音出しとけってな感じですね。
なので、音楽としてある程度成立していなくても、気にしないことにしてました。成立しないっていうのは例えば、不協和音が目立っても直さない、みたいなことですね。この場合、不協和音が出ていても、それが自分の中にあるイメージの形なわけだから、それを直すとイメージとずれてしまう可能性があるのです。だから直さない。曲としてどんなにめちゃくちゃでも、拒否しないってことですね。
技術が身についてくると、段々と曲として破綻していないものが作れるようになってきます。破綻って言い方はちょっとあれかもしれないですけどね。どんな曲なら破綻していると言えるのかはかなり曖昧なものですし、逆にどんなものでも音が出てさえいれば音楽として成り立つものなのかもしれないですしね。都内を歩いているときに聞こえる車の騒音が重なり合っている音だって、あれはあれで一つの音楽としての形なんだよと言われたら、それは絶対に違うとは言い切れないような気もします。
まあそれは置いといて……とにかく、技術が今よりも向上すれば、曲を作る際に必要な基本的な部分からは、徐々にはみ出なくなります。音に変な違和感を覚えることも少なくなる。
しかしそうなってくると、今度は技術が先行しがちになります。初めにイメージありきではなくて、こんな技術を覚えたからこんな曲を作ってみよう、みたいに考え方が変わってきます。それがダメってわけじゃなくて、それはそれで良いことなんだと思いますけど、ただ僕の場合は、どうしてもイメージを先行させたがるというか……基本的にはイメージありきな考え方なものですから、そこが難しいとこなんです。
中途半端に技術がついてくると、何とかその枠の中に収めようという思考がどうも働くみたいで、つまり自由度が減っていくんですね。作り始めの頃は、そういう縛りみたいなものが何もないから、カオスな反面イメージには極力近づけることができなくもない。もちろん、技術が拙いと作品としてのレベルは低くなりますけどね。
理想は、両方のレベルが高い状態を維持できるようになることですよね。技術の向上によって形成されていく枠を大きく広げることができれば、イメージ通りの曲が高い質で作れるわけです。でもまあ、それができるのは一流の人ですからね。僕みたいな三流にはとてもできない領域です。
なので、今現在の、こちらを立てればあちらが立たないようなときには、はたしてどちらを優先させておくのが、良いやり方なんでしょうねぇ……?
基本的にイメージありきの考え方なら、感性が優先なんじゃないのと思うかもしれませんが、でも感性に合わせて技術をある一定のレベルのままで創作活動を続けても、向上はしにくいんじゃないかと思わないでもないわけで……ほら、現状を打破するには、やっぱり一歩上のレベルに挑戦する方が経験値もたまりやすいじゃないですか。RPGだって、強い敵を倒した方がレベルは上がりやすいでしょ? それと同じことですよ。
ま、どっちを優先させるか悩んでいるうちは二流になることすらできないよとか言われてしまったら、返す言葉もないですけどねww