「下」っていう字は、上に横線があって、その下に縦線とそこから斜めににょきっと出ている線がある字ですよね。言葉だけだとちょっと言ってることが分かりにくいかもしれないですけど、書き順で言うと、上の横線が一画目、縦線が二画目、そして斜めに出ている線が三画目ですね。
以下、それぞれを横線、縦線、斜線と呼ぶことにしましょう。
縦線と斜線は、横線からぶさ下がっているような感じですよね。もちっと厳密にいうと、斜線は縦線にしがみついてぶら下がっているようなイメージですかね。
横線は天井で、縦線はそこから伸びている柱で、斜線はそこに腕の力だけで捕まっている人、みたいな感じですかね。
絵にするとこんな感じ? 感じっていうか、漢字?
そう考えると、斜線が横に真っ直ぐ伸びているのではなく斜めになっているのって、重力の影響によるものなんじゃないでしょうか。
つまりこのぶら下がっている人は、重力に魂を引かれている人なのではないかと……。
ところで、「正」っていう字、ありますよね。
この正しいの三画目まで書いたところでやめると、「下」の字に極めて似ていますよね。下の斜線が斜めにならずに、真っ直ぐに伸びている状態の字になりますよね。
ここで僕は思ったわけですよ。
下という字は、正しくなり損ねた字なのではないかと。重力に魂が引かれてしまったばかりに、正しくなり損ねたのではないかと。重力に魂を引かれずにそのまま真っ直ぐな状態でいられれば、きっと正しいところに行き着けたのではないかと。
そりゃあシャアも重力に魂を引かれた人々を粛正したくなるってもんですよ。何せ彼らは正しくなれなかったのだから。
やはり人類が正しき道へと進むためには、重力なんかに引かれちゃダメってことですよね、うん。
昨日、下って字をずーっと見てたらゲシュタルト崩壊を起こしそうになりましてね……そのときにふと「ああ……考えてみたらこれって、重力のせいなのか」っていうところに思考が辿り着いたんですよ。
まあ、上の絵でぶら下がっている人は、どー見ても魂が重力に引かれているんじゃなくて、肉体が物理的に重力に引かれているけどね。
でも肉体も魂の一部だって、時の哲学者、アクレシア・ターマシャニーも言ってたもんね。
アクレシア・ターマシャニー
紀元前4世紀頃のギリシャの哲学者。肉体、意識、思考、気(オーラ的なやつ)、運を始め、理性や本能に至るまで、人間を構成する全ての要素はそれぞれ独立して存在するものと定義しており、それらが全て合わさって一つの人間を形成している、その状態こそを魂と呼ぶと唱えた人物。
残念ながらこの考えは、当時霊魂と肉体は別々のものであるという二元論の思想を持っていたプラトンとの対立を生んでしまい、淘汰されてしまった。そのため、史実にアクレシアの名前が出てくることはほとんどない。
一説によれば、アクレシアはプラトン派の人間によってギリシャから追放され、海を渡って逃げた際に日本にたどり着いたと言われている。そこで自分の考えを書物に残したとも。魂を「たましい」と読むのは、この書物が後世の日本に伝わり、作者であるターマシャニーの名前から来ているという説もある。
……あ、もちろん嘘ですからね? ググってもそんな名前の人は出て来ないからね?
以下、それぞれを横線、縦線、斜線と呼ぶことにしましょう。
縦線と斜線は、横線からぶさ下がっているような感じですよね。もちっと厳密にいうと、斜線は縦線にしがみついてぶら下がっているようなイメージですかね。
横線は天井で、縦線はそこから伸びている柱で、斜線はそこに腕の力だけで捕まっている人、みたいな感じですかね。
絵にするとこんな感じ? 感じっていうか、漢字?
そう考えると、斜線が横に真っ直ぐ伸びているのではなく斜めになっているのって、重力の影響によるものなんじゃないでしょうか。
つまりこのぶら下がっている人は、重力に魂を引かれている人なのではないかと……。
ところで、「正」っていう字、ありますよね。
この正しいの三画目まで書いたところでやめると、「下」の字に極めて似ていますよね。下の斜線が斜めにならずに、真っ直ぐに伸びている状態の字になりますよね。
ここで僕は思ったわけですよ。
下という字は、正しくなり損ねた字なのではないかと。重力に魂が引かれてしまったばかりに、正しくなり損ねたのではないかと。重力に魂を引かれずにそのまま真っ直ぐな状態でいられれば、きっと正しいところに行き着けたのではないかと。
そりゃあシャアも重力に魂を引かれた人々を粛正したくなるってもんですよ。何せ彼らは正しくなれなかったのだから。
やはり人類が正しき道へと進むためには、重力なんかに引かれちゃダメってことですよね、うん。
昨日、下って字をずーっと見てたらゲシュタルト崩壊を起こしそうになりましてね……そのときにふと「ああ……考えてみたらこれって、重力のせいなのか」っていうところに思考が辿り着いたんですよ。
まあ、上の絵でぶら下がっている人は、どー見ても魂が重力に引かれているんじゃなくて、肉体が物理的に重力に引かれているけどね。
でも肉体も魂の一部だって、時の哲学者、アクレシア・ターマシャニーも言ってたもんね。
アクレシア・ターマシャニー
紀元前4世紀頃のギリシャの哲学者。肉体、意識、思考、気(オーラ的なやつ)、運を始め、理性や本能に至るまで、人間を構成する全ての要素はそれぞれ独立して存在するものと定義しており、それらが全て合わさって一つの人間を形成している、その状態こそを魂と呼ぶと唱えた人物。
残念ながらこの考えは、当時霊魂と肉体は別々のものであるという二元論の思想を持っていたプラトンとの対立を生んでしまい、淘汰されてしまった。そのため、史実にアクレシアの名前が出てくることはほとんどない。
一説によれば、アクレシアはプラトン派の人間によってギリシャから追放され、海を渡って逃げた際に日本にたどり着いたと言われている。そこで自分の考えを書物に残したとも。魂を「たましい」と読むのは、この書物が後世の日本に伝わり、作者であるターマシャニーの名前から来ているという説もある。
……あ、もちろん嘘ですからね? ググってもそんな名前の人は出て来ないからね?