林先生の興味深い授業内容をいつ書き留めるか。今でしょ!

この記事はだいぶ前に書かれたものなので情報が古いかもしれません
こういう形で思いの丈をぶつけるっていうことは、このブログではほとんどやって来なかったと思うんですけど、それでもまあ、たまにはそういうのもありかなってことで……。



昨日、あすなろラボっていう番組を見てたら、あの「いつやるか。今でしょ!」で有名な林先生が授業をやってました。「どんな落ちこぼれの人でもやる気にさせられるのか?」的なテーマで。

で、まあ、僕は普段、そんなにテレビ見る方じゃなくて、そのあすなろラボって番組も初めて見たんですけど、とにかく、林先生について知ってることって言ったら、例の今でしょのCMの人だってことくらいで、あとたまにテレビに出ているのを見かけて、何となーくチャラそうな人だなぁくらいのイメージしか持ってませんでした。何だこのおっさんはと。

でもあの番組を見てたら、先生の話が思った以上に興味深くて、気づいたらチャンネルを変える気にもテレビを消す気にもならずに、最後まで見入ってしまいましたとさ。こんな先生の授業ならもっと聞いてみてーなーとすら思った。偏見とか第一印象ってこえーよね。



ってなことで、別に録画して見てたわけじゃないから多少うろ覚え感があるけど、先生の言ってた中で僕なりに感じたことがいくつかあるので、パラパラっと書いてみたいと思います。

パラパラと言いつつ、どうせ無駄に長くなること間違いナッシングだけど、そこはあまり気にしねーでください。読むのがめんどくなったら途中で「林先生 コラ」とかでグーグル検索のページに行っちゃえば良いと思うよ。






現代文の答案を読むことは人を理解しようとする気持ちと同じ

林先生は現代文の先生らしいので、最初現代文の試験をやらせてたんですが、生徒のみんなは難しいことが書いてあってよく分からないとか読んでないみたいなことを言ってました。まあ、そりゃ試験問題に書いてあるような文章なんてたいして面白くもないだろうしねー。わざわざ小難しい表現とか使って書いてるし。政治家の演説みたいなもんか?

そこで林先生が、個性的な髪型をしている生徒に対して「それは君なりのこだわりとか表現だよね?」と一言。そうだと生徒が答えると、さらに一言。いや二言。

「この筆者も一緒。こういう難しい文章で自分を表現しているんだ」「この人は、こういう表現で俺のことを分かってくれっていうタイプだ」

あー、なるほどねーと思いました。確かに言われてみりゃそうだなと。

僕だってこのブログでやたらめったら文章を書いてますけど、基本的には「俺はこんな駄文で自分を表現してるけど、こんな俺どーよ?」的な感じで書いてるはずなんですよね、たぶん。実用的なことも……んー……たまには書いてるつもりではあるんですけど、ほとんどはどうでもいいことばっかり書いてる。でもそれが自分なりの表現なんですよね。

分かってくれって思って書いてるかどうかはちょっと怪しいですけどねww 我ながら、分かってもらえるように分かりやすく書けているとはとても思えない。すぐ話が横道に逸れるし、無駄に長くなるし、余計な一言二言を入れてくるしね。今みたいに。

まあとにかく、現代文の問題に使われる文章も、基本は一緒だーねってことよ。元々試験問題に使うために書いてるわけじゃないもんね、筆者は。そういう場合もあるかもしれないけどさ。それを試験問題に使うのはあくまでも試験の出題者であって、筆者自身ではないんだよね。



で、そうそう。

林先生は「何書いてるかよく分かんないけど問題文を読んで何とか理解しようって思うのは、人の気持ちを理解してあげようと思うことと一緒だ。現代文というのは、そういう気持ちがあるかどうかを確かめる科目だ」とおっしゃっていました。

普段人と接してて、「この人は何でこういう考え方をするんだろうな」「よく分からないけど、でも理解は示そう」って思うことは多々あると思うんですが、そう思って、相手の考えを理解しようとするのと、現代文の授業で教科書を読んで筆者の気持ちや考え方を理解しようとするのは、一緒なんだよと、そんなようなことを言ってました。現代文の試験っていうのは、分かりにくいことを書いている筆者の気持ちを我慢して受け止める気があるのかどうかを見ているんだと。

正直なところ、テストの問題で出される長文をそんな風に考えたことってなかったと思う。よく現代文のテストだと「このときの筆者の気持ちを答えよ」って問題がありますけど、だいたいはそんなこと知らねーよって思いながら答えてたもん。とりあえず点数は取らなきゃいけないからってことで、テンプレートな答えを書くことに注力してたわ。

僕はあまり人の気持ちを理解するのが得意なタイプではないんですけど、もし学生時代にそういう視点で現代文の授業に取り組んでたら、そういう力がもっと養われていたのかもしれないですね。二十年前に林先生のその言葉を聞けてたら、国語の授業に対する価値観も大きく変わってたかもしれない。



一ヶ月頑張れる奴は一年頑張れる

一ヶ月頑張れるやつは一年頑張れる。一年頑張れるやつは十年頑張れる。

そして十年頑張れるやつは、一生頑張れる。

林先生は受験一ヶ月前になると必ず受験生にそんなことを言うらしいです。

これは確かにそうだよねー。

僕なんかもそうなんですけど、なかなか一ヶ月頑張るってことができないんですよね。意外に続かない。だから一年頑張るなんて到底無理だし、十年頑張ったものなんて今までに一つもないわ。

習慣みたいなものがね。なかなか身に着かない。すげー些細なことであっても。



例えばね、僕の部屋には日めくりカレンダーがあるんですよ。365日の日めくりじゃなくて、日にちだけ書いてある、31日分の日めくりなんですけどね。だから毎月1日になると先頭のページに戻ってくる。

日めくりってくらいですから、基本的には毎日めくるもんなんですけど、それすら、一ヶ月ちゃんと毎日めくったりしないもん。気がつくと二、三日めくってなかったわーみたいなことになる。

あんなの、朝起きてちょいとめくれば良いだけだから、十秒もかからない作業なんですけどね。頑張るぞーって意気込んでやるほどのもんですらねーんですけど、そんな程度のことでも、一ヶ月続かない。どんだけやねんお前って話よねww

でも、ほんとに今言ったように頑張ろうって思って頑張るほどのものではないんですけど、一ヶ月毎日欠かさずめくることができたら、たぶん習慣として身に着くと思うんですよね。その後の一年間は、旅行とか行って留守にでもしない限りは、毎日めくるようになると思うんですよね。

まあ、ちょっとたとえが微妙か……これは。



でもほら、逆にあれよ。

毎日書いてるわけじゃないけど、ここのあかつきのお宿って、もう三年以上続いてるじゃん。細々とずっとブログやら短編小説やら書いてるわけよ。

これは好きだから続いているってのも大いにあるけど、やっぱり一ヶ月続けて、一年続けることができたから今でも続いてると思うんですよね。このまま何事もなければ、たぶん十年くらい続くんじゃないかなぁ? 一生続くかどうかは分かんないけど。



敗者に共通すること

林先生流に歴史を読むと、負けるやつの敗因には共通することが三つあるそうで……。

・情報不足
・慢心
・思い込み



これ、耳が痛いわー。俺、三つとも当てはまるわ。

情報不足だと負けるとか、仕事でもよくある話だと思うんですよねー。市場調査とかじゃないけど、今現在、巷では何が流行ってて、どんな需要があって、何が求められているのかっていう情報が不足してると、なかなか上手くいかないもんね。

僕も今、ちっちゃいながらも会社の取締役なんかやらしてもらってるわけなんですけど、僕は情報を収集する力がわりと弱いので、だから世の中のニーズに応えるためにどうすれば良いかってのを考える力も弱いんですよね。そうなってくると会社の利益を上げることも難しいよね、当然ながら。そんなやつが何で会社の経営やってんだって話なんだけどね。

でもその一方で慢心とか思い込みの気持ちって結構あって、だから市場のことはよく分かんないけどやってりゃそのうち何とかなるわーとか思ってるところがちょっとある。ある気がする。

林先生の観点から行くと、俺、確実に敗者じゃんね。このままだとほんと、笑い事じゃ済まない日が来るかもしれないよね。

とか言いつつも、どこか危機感が不足しているんだよね。まあ、それも一つの慢心よ。だいじょぶだいじょーぶって、何の根拠もないのに心のどこかで思ってんだよ。



やりたいこととやるべきこと

やりたいことをやってて上手くいくやつはラッキー。でもそれができるのは一握りの人だけ。

仕事というのはお金をもらうためにやることだから、やるべきことをやれば良い。やりたいことは趣味で、お金を払ってやれば良い。



僕も、仕事というものに対しては、わりとそう思っている節があります。

仕事はあくまでもお金を稼ぐための手段であって、それ以上でもそれ以下でもない。僕の好きなことってあまりお金かからないことが多いけど、でも好きなことをやるには生きなきゃいけないわけで、生きるためにはお金が必要だから、そのために仕事をするんだと、そんな風に思ってるところがあります。

でも一方で、やりたいことを仕事にできるのが良いって思っている部分もあって、できれば趣味を仕事にできるのが良い。その一握りのラッキーなやつらの仲間入りをしたい。

何でかって言うと、より多くの時間を好きなことに費やしたいからです。仕事は仕事って割り切ることはできるけど、でも仕事には拘束時間ってものがある。しかもその時間って、まあ仕事の内容によりますけど、決して少なくはない。

でもその時間を趣味に使えれば、こんなに素晴らしいことはない。趣味が仕事になってくれれば、その問題も解決じゃないですか。好きなことに没頭していれば、それで生活費が入ってくるんだから。だから趣味と仕事が重なるのが理想っちゃ理想なんですよね。

だからまあ、やりたいことは趣味で、お金を払ってやれば良いっていう考え方は、正しい意見だとは思うんだけど、できれば避けたい生き方かなぁ……と。

ま、すげーダメな発想だけど、今直ぐ宝くじとかが当たって一生遊んで暮らせる金が手に入って、一銭も稼げないけどひたすら好きなことをやる人生ってのも、良いなって思ってるね。頭の片隅ではずっと考えてるね、そーゆーの。






あー……その他にも、結構興味深いこととか心に響くようなことをいろいろと言ってましたけど、これくらいにしときましょう。心に響くとか言っておきながら、あまり覚えてないようなそうでないような……ってか、仕事の合間にこっそり書いてるから、そろそろ仕事に戻らないとまずい^^;

まあ何が言いたいのかって言うと、あの先生、意外に共感できること言ってたわーってことです。

だからもしこの記事を読んで、僕みたいに林先生がどんな人かよく知らないって人で、この記事は何言ってるかよく分かんなかったけど林修先生という人にはちょっと興味出て来たわーって人がいたら、たぶん昨日の番組内容を分かりやすくまとめる人とか、先生が言った言葉をまとめる人とか出てくるはずだから、そういう記事を検索してみるのも、良いと思いますよ。
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