どんなお金でも身につかない人は身につかない

この記事はだいぶ前に書かれたものなので情報が古いかもしれません
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この記事を三行にまとめると

お年玉をあぶく銭と言ったりはしない
まさに悪銭身につかずって感じ
本人の性格によるっつー話ですな
「あぶく銭」という言葉があります。働いて得たお金ではなく楽して手に入れたお金、みたいな意味です。主に悪いことをしたりギャンブルで得たお金のことを言いますね。悪銭などとも言ったりする。

「悪銭身につかず」なんてことわざもあります。あぶく銭はくだらないことにパーッと使っちゃうから手元に残らない的なことです。確かに苦労せずに手に入れたお金って、適当にあっさり使っちゃうことにあまりためらいはないですもんね。僕にもそういう経験はある。

でもこの悪銭って、境界が結構あいまいですよね。働かずに労せず手に入れたお金が全てその括りに入るかと言うと、たぶんそんなことはない。

例えばお年玉をあぶく銭と言ったりはしない。あれだって働かずに手に入るお金です。いや、まあ、田舎のおじいちゃんおばあちゃんや普段会わない親戚に元気な姿を見せてあげるのが子供の仕事ですから、そういう意味じゃお年玉は労働の対価と言えなくもないけどさ。でも、それが理由であぶく銭と呼ばないわけではないですね。

悪いことをして得たお金、例えば人から盗んだお金は悪銭と言って良いでしょう。場合によっちゃ盗むのに苦労はするかもしれないけど、きちんとした労働ではなくて不正を働いて得たお金だから、あぶく銭と呼んで差し支えないはず。



スリの常習犯であるAさんが、人混みに紛れてするっと財布をかすめ取った。この時点でAさんが得たお金は悪銭になる。Aさんはこの悪銭を使ってパチンコでもやろうと考えていました。しかし店に着いた時にはもう、財布がなくなっていました。どうやらうっかりどこかに落としてしまったようです。使う前にあっさり失っちゃうなんて、まさに悪銭身につかずって感じ。

では今ここで、その落とした財布をBさんが拾ったとします。財布には結構な額が入っていました。ラッキー、もらっちゃおう。この場合、拾ったものをネコババするのは犯罪ですから、不正に得たお金ってことで悪銭になるでしょうね。

でも、じゃあBさんが財布を拾って、ちゃんと警察に届けた場合。そのまま持ち主が現れなかったら、そのお金はBさんがもらえることになる。これは悪銭なんでしょうか? ちょっと悩みますよね。同じ財布から同じお金を労働以外の方法で得ていることに変わりはないのに。

そう考えると、働かずに手に入れたから悪銭、苦労せずに手に入れたから悪銭って言うよりも、どういう状況で得たかによって変わってくる気もしますね。



ま、俺だったら警察に届け出て得たお金でも、たぶんパーッと適当なことに使っちゃうと思うけどね。

ようするに身につかないかどうかは悪銭とかそんなの関係なく、本人の性格によるっつー話ですな。
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