お金にがめつくたって良いじゃない。人間だもの。

この記事はだいぶ前に書かれたものなので情報が古いかもしれません
サンタクロース参る

この記事を三行にまとめると

意地汚いとかマイナスにとらえがち
何も後ろめたいことはないんじゃないかと
聖なる夜の祝福をあなたに
なぜか僕たちはお金にがめついことを意地汚いとかマイナスにとらえがちです。いや、決しておかしな感覚だとは言わないけど、何だろ……物欲があること自体は、あまり悪い感じにとらえないじゃないですか。服が欲しい、漫画やゲームが欲しい、オーディオ機器が欲しい、おしゃれなインテリアが欲しい……みたいなことに対して、物にがめつくて意地汚いわって思うことはあまりないような気がするんですよね。

理解ができないことはあると思いますけどね。何万円もするブランドのものの服を買う感覚が分からないとか、好きなアイドルのグッズを揃えるために何十万もかけるなんて自分には絶対できないとか、オーディオの環境を整えるために何百万円も使うなんて意味分かんないとか。でもそれを見てあいつは性格悪そうって思うことはあまりないんじゃないかと思います。こだわりがハンパねーなくらいで。

でも物欲を満たす……欲しいものを手に入れるためには、基本的には先立つものが不可欠です。だから何かが欲しいって思うことは、前段階としてそれを買うためのお金が欲しいって暗に言ってるようなものなのではないかと思うわけでして、そう考えるとお金にがめついことは特に問題ないと言いますか、そこまで悪いイメージを持たなくても良いのではないかなと思わなくもないわけです。

ようするに親戚のおじちゃんが遊びに来た時に「やったー! これで臨時収入が手に入る!」と喜ぶ子供に対して「こら! そんなこと言っちゃいけません」と目くじらを立てるのではなく、サンタさんにプレゼントをねだるようなほほえましさで見守ってあげても良いんじゃないかと。アルバイトの志望動機が単純に「お金が欲しいから」でも何も恥ずべきことはないんじゃないかと。そう思うわけです。

だいたい、お金が欲しい以外の理由でバイトに精を出してる人がはたしてどれだけいるのかって話よ。僕も学生時代はいろんなバイトしましたけど、ゲームを買いたいからとかケータイの料金を払うお金が必要だからとか、そんな程度の理由でバイトしてました。社会勉強のためになんて思ったことは一度もねえっす。でもどうにも履歴書に正直に「お金が欲しいから」って書くことにはためらいがあった。何かそれっぽいことを書かなきゃいけないって思った。

バイトに限らず、会社勤めしてる人も「生活費が必要だから」ってだけの理由でその会社に勤めてる場合もいるかもしれない。でもそれはそれで良いんですよ、きっと。仕事そのものにやりがいを見出せなくても、欲しいものがたくさんあるとか趣味に使うお金が必要だから、より給料の良い会社を選ぶ。そんな人生も悪くはない。結婚して子供が生まれたらクリスマスに良いものを買ってあげたくもなるでしょう。そのために「はぁ〜、もっとお金欲しいなぁ」というため息が思わず出ちゃっても、何ら後ろめたいことはないのではないでしょうか。

僕も今では会社勤めしているので、学生の頃に比べたら収入も増えました。だからといってこの記事を読んでいるみなさんにプレゼントを買って一晩で届けるというサンタクロースのような離れ業はできませんが、このメッセージを届けるくらいならできます。まあ二束三文の価値すらもありやせんが、良かったら受け取ってくだせえ。



Merry X’mas for you
聖なる夜の祝福をあなたに
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