『雨に打たれて三千里』

この記事はだいぶ前に書かれたものなので情報が古いかもしれません
っていうフレーズが、なぜか急に浮かびました。



雨に打たれて三千里

イタリアはジェノバに住むマルコは、一年前に傘も差さずにアルゼンチンに出稼ぎに行った母アンナに傘を届けるため、アルゼンチンに旅立つ決心をしました。

頑張って船賃を稼ぐも悪い人にだまし取られてしまい、ついでに傘も盗み取られてしまい、土砂降りの雨の中、途方にくれるマルコ。それでもあきらめず、さまざまな人たちとの出会いと別れを繰り返しながら、マルコはアルゼンチンにいる母の元へと向かいました。

コルドバで親切なビクトルさんから傘を買うお金をもらうも、フアナが雨に打たれすぎて肺炎を起こしてしまったため、マルコはもらったお金をフアナの病気の治療に使うことにしました。結局傘は買えないまま、母のいるトゥクマンへ。牛車隊の助けも借り、散々雨に打たれてずぶ濡れになりながらも、ようやく母アンナのいる地にたどり着いたマルコ。しかしマルコの手に傘はありません。母に渡せる傘がなく、ガックリと肩を落としすマルコ。そんなマルコの頭上にそっと掲げられたのは、一本の傘でした。

顔を上げると、そこには傘を持った母アンナの姿が。どうやら母はアルゼンチンで傘をちゃんと手に入れていたようです。それを知ったマルコは安堵の表情を浮かべました。沈んでいた気持ちも一気に回復する一方、母との再会に感極まったマルコは、思わず泣き出してしまいました。そんなマルコを、アンナは優しく抱きしめてくれました。

こうして無事に再会を果たしたマルコは、母アンナと一緒に、雨の中、仲良く相合傘でジェノバまで帰りました。

帰り道、マルコと母アンナの頬を塗らしていたのは、降りしきる雨ではなく、一筋の涙だったのでした。



い、いやいや……(汗)

マルコ無駄足(笑)とか言うなよ(汗)



確かに傘は届けられなかったし、すでに母は傘を手にしていたけれども、傘一本のためにイタリアからアルゼンチンまで雨にも負けず風にも負けずに頑張ったんだよ、マルコは。それだけ母を想っていた気持ちを認めてあげてよ。

まあ、この創作の元となっている原作(○をたずねて三千里)の内容を全く知らない人には何もかもがピンと来ない話だと思います。

全く何の情報もない、せいぜい親切な人ってことくらいしか分からないんだけどビクトルさんって誰よ? レ・ミゼラブル書いた人? フアナにいたっては肺炎を起こしたってことしか分からないけどマルコの大切な人? あんた、マルコの何なのさ? って話だと思います。

僕もこのお話を書くきっかけになった原作(母をたずねて○千里)は一応見たことはあるけどほとんど覚えちゃいねーってことで、ぶっちゃけこれ書く前にウィキペディった。フアナも、確か病気がちな女の子がいたよなぁみたいなうろ覚えウロボロスな記憶はあったけど、まさか肺炎の原因が雨に打たれたせいだったとは……ここだけ雨に打たれて三千里と完全にリンクしてやがりますね。



ところで、こういう妙な偶然の一致のことを何て言うか、知ってる?

俺は知らねぇ。
 もしかしたら何か関連しているかも? 
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