夏目漱石に学ぶ日本人の奥ゆかしさをひねくれた俺が受け継ぐ

この記事はだいぶ前に書かれたものなので情報が古いかもしれません
最近、じっくり月を眺めることなんてないなぁ

この記事を三行にまとめると

月がキレイですね
月見バーガーがキレイですね
ポイズン!
夏目漱石いわく、日本人ならはっきりとストレートに言わなくても、こっちの気持ちは伝えることができるらしい。だから「I love you」を「月がキレイですね」と訳したりするわけだ。

でもその理屈で言ったら、他の表現も、それっぽいことを言えば伝わるってことになりますよね。好きとか愛してるとか、ストレートに言うのが恥ずかしい系の表現だけじゃなくて、大っ嫌いみたいな、はっきりと言うのに抵抗がある系の言葉にも、同じことが言えるはず。

となると、それぞれの表現は、こんな日本語になるんじゃないかしら?

I love you・・・月がキレイですね。
I need you・・・この車、二人乗りなんだ。
I miss you・・・雨、止まないね。
I hate you・・・得意料理はお茶漬けです。
I want you・・・私の年収は一億です。
I kill you・・・私の戦闘力は53万です。
I win・・・昨日二時間しか寝てないわー。
I lose・・・昨日二時間しか寝てないからなー。
I’m sorry・・・てへぺろ☆
I’m hungry・・・月見バーガーがキレイですね。

うーん、結構難しいな。遠回しなんだけど、暗にそれを仄めかす、的確にして抜群の表現。「お、風が吹いてるな」って言えば、桶屋が儲かるっていう意味に繋がるような、そんな絶妙さ加減。夏目漱石にはそれができたようだけど、僕にはハードルが高いみたいですね。

まあ良いさ。難しく考えて時間だけが過ぎていき、結局何も言えず何も伝えられないくらいなら、最初から考える必要などないのだ。ポイズン!

poison・・・言いたいことも言えない
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