深遠なる真円に 辛抱なる深謀を

この記事はだいぶ前に書かれたものなので情報が古いかもしれません
完全なる球体ねぇ……

この記事を三行にまとめると

完全なる球体の接地面積はいかほどになる?
そもそもどこにも触れられないのかもしれない
ガンジョーダX他はとってもラッキーマンを参照
恐らくこの世には存在しないと思われる完全なる球体。もうこれ以上ないくらいに丸い。地球よりも丸い。太陽よりも丸い。まーるまる。

そんな完全なる球体をもし地面に置いたとき、その接地面積はいかほどなのか? 数学的には0であるという答えになるっぽい。

0って何よ? それって実質浮いてるってことじゃね?

と、思わなくもないわけですが、そもそも、たぶんだけど完全なる球体って、地面に置けないんじゃないかしら。正確に言うと、地面に置いた時点で完全な球体ではなくなるというか……。

例えば、スポンジでできたボールを地面に置けば、接地しているところが少し平らになります。

この、いわゆる接地すると平らになるっていうのは、何もスポンジのような柔らかい物質じゃなくても起こるはずなんスよ。鉄だろうと、ダイヤモンドだろうと。見た目にはほとんど凹んでるように見えないけれど、実はちょびっと凹んでるはずなんスよ。

ってことは、ダイヤモンドみたいなもんのすげー固い物質でできた完全なる球体を地面に置いたとしても、接地してるところはちょびっと凹むわけで、その時点で接地面積は0ではなくなる。

これなら別にどこも変なとこないよね。0じゃなくなるんだから。浮いてるわけでもない。

まあこういうのは思考実験みたいなもんなんで、じゃあ、どんなことがあっても絶対に凹むことがない、超合金XをはるかにしのぐガンジョーダXなんて目じゃないジャンプヘンシュウブノトビラよりさらに固いガモウノカーチャンノサイフノヒモを圧倒的に凌駕するヤットデタイッカゲツベンピウンチをも上回るコチカメセンカイトッパですら遠く及ばないショクパンヨリフランスパンを超越したヤワラカクナイという物質よりも上位の固さをほこる物質でできた完全なる球体だったらどうなの? っていう話もできなくはないんですが……。

うーん……きっとその場合は、触れている地面の方が、球体に合わせて凹むんじゃないかな。だからどのみち接地面積が0にはならないというお話になるんじゃないだろうか。

じゃあ、さらにもう一歩進んで、その超合金XをはるかにしのぐカンジョーダXなんて目じゃないジャンプヘンシュウブノトビラ(以下略)の完全なる球体と、同じく超合金(以下略)の完全なる球体同士を接触させた場合はどうなるのかって考えた場合は……どうなるんでしょうね?

んー……接地面積0ってことにはなるんでしょうけど、それは触れてないも同然なわけだから、凹まない完全なる球体同士は、触れ合うことができないっていう結論になってしまうんでしょうか。ロミオとジュリエットのように、二人寄り添い合いたいけれどもそれは叶わぬ願い。近づこうとすればするほど、二人は引き離されてしまう。そんな運命なのかもしれない。

遠い未来、そんな完全なる球体を作り出すことに成功して、物理的に確かめられる日が来たら、面白いですね。そのときまで生きるのは難しそうだけど。
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