書いてみたら無駄な話が無駄に長くなってしまったので、前後編に分けました。
タイトルにある通り、前編では本題に入りません。どんなお助けページ作ったったかはこっちの後編にあるんで、前編を読む必要がないと思ったらこっちに飛んでくださいな。
今日は、僕自身のプロットに対する考え方みたいな話で終わっちゃう。めんご。
プロットってのは、これから書こうとしている物語の起承転結をぎゅっとまとめたようなものです。簡略化した完成予想図? みたいなものですかね。よく分かんないけど、僕の中ではそんな認識です。
この作業が絶対に必要かと言われると、僕は別にそんなことはないと思っているのですが、長編小説を書くときは必要不可欠と言っている人もいるので、まあ作っておくに越したことはないってところですかね。
確かに完成予想図とか設計図が何もないと、後半になって「この後の展開が何も思いつかない」ってなって、最悪、そのままその作品を書くことを諦めちゃうかもしれないですからね。そういう意味では、後で大幅に修正するかもしれなくても、とりあえず最後まで大まかな粗筋をメモでも何でもどこかに起こしておくってのは、作品を最後まで仕上げる上で大事なことなのでしょう。
と、言うのもですね。僕は何と言いますか……実際に書き始めてみないと先の展開を考えられないみたいなんですね。
小説に限らず何でもそうなんですが、僕は先のことをあらかじめ考えておくのが大の苦手みたいで、だから将棋なんかやっててもせいぜい1手か2手先くらいまでしか考えられないし、人生においても「1年後の自分は何してる?」みたいなのが全く想像できないんです。正直そーゆーの、どうやって考えたら良いのか全然分かんない。
ってなわけでして、小説もある程度書いてみたところでようやく次のシーンが浮かぶなんて場合もしばしばで……だから最初にプロットを作ることができないわけです。
書き始める前から最後のオチだけは考えてある、みたいなことは、たまにはありますけどね。
しかしまあ、プロットが書けないってことは、設計図が書けないってことと同義ですから、何をどうしたいってことが自分でも分かっていないことになります。そんな状態で書き始めても、そりゃー完成度の高い作品なんぞ作れるはずもねーって話ですよね。絵を描くときだって、何を描いたら良いか分からないけどとりあえず筆を動かしてたら、後になって「こんなはずじゃなかったわぁ……」ってなっちゃうかもしれないもんね。
もちろん、中にはプロットなんて書かなくてもレベルの高い作品作れる人もいますけどね。でも僕はそんなタイプじゃないので、本来ならちゃんと基本に則って、まずはプロットを作らないとあかん人間なのです。
冒頭にも言ったように、プロットというのは物語の骨組みとか枠組みとか、そんなのです。
例えば、昔話の代表格である桃太郎だと、こんな感じになると思います。
おばあさんが川で拾ってきた桃から生まれた子どもの話。名前は桃太郎。
桃太郎はある日、鬼ヶ島へ鬼退治に向かう決心をする。
途中で犬、猿、雉を仲間にし、鬼ヶ島に進入。
見事鬼を退治して、お宝を持ち帰る。
まずはこんなもんで良いかと思います。きびだんごというアイテムが物語上とても重要なものなら、「鬼退治へ向かう際、桃太郎はおばあさんにきびだんごを作ってもらう。犬、猿、雉はそのきびだんごを桃太郎からもらって仲間になる」とか、後でつけ加えても良いし。「別にきびだんごじゃなくても最高級の霜降り肉でもいいや」ってなる程度のものだったら「何かしらのアイテムと引き換えに仲間になる」くらいに書いとくのも良いでしょう。「アイテムにこだわる必要はないな。ここは強さを見せつけて仲間になるのもありだ」って思うなら、そう書けば良いです。
あくまでも大ざっぱな全体像ですからね。自分で流れが確認できれば良いと思います。肉付けは後でいくらでもできる。
で、じゃあここで、プロットが書けない僕の場合はどうなるかって言うと……まずは、おばあさんが川で桃を拾ってくるシーンを書き起こす。プロットみたいな概略じゃなくて、小説として文章に書いてくって意味ね。この時点ではまだ、桃から何か生まれるとか考えてない。
で、おばあさんが桃を家に持って帰って食べようと思うところまで書いた辺りで「いや、待て。普通に食うよりいきなり子どもが飛び出して来る方が面白くね?」と思って、食べようと思ったら中から子どもが出て来たという文章につながる。この時点でも当然、その先のことは考えてない。鬼退治させようとか、そんなことは全く考えてない。プロサッカー選手にするつもりかもしれないし、芸能界に入れてバラエティ番組の司会とかやらせるつもりかもしれない。それどころかまだ性別すら決まってないのだから、女の子ってことにして、将来は18歳未満の方が閲覧できないような作品の女優としてデビューさせ、桃太郎映像出版からDVDを発売させちゃうつもりかもしれない。その場合、オチは「桃太郎ってそっちだったのかよ!」ってなるのかな。
ここだけ見るとプロットを作らない方が夢が無限に広がってむしろ良いような気がちょっとしてしまいましたが……それだとプロット大事って話につながらないので、こんな感じで行き当たりばったりに作品を書いていると、前半と後半で物語に齟齬が出て来ちゃったりして、ちょこちょこと修正を繰り返さないといけなくなったりしますってことを、ここでは述べておきます。最初に軸がないと設定が二転三転しやすいってことですね。それも良くない意味で。
僕もよくやるけど、結構大変なんですよね、これ。
前に、スポーツ万能で格闘技の経験も豊富っていう設定のキャラを作ったんだけど、すっかりそんなこと忘れてて、後半の方でその子の設定が、格闘技経験が全くないのにやたら喧嘩が強いってなってたことがありました。一通り書き終わって読み返すまで全然気づかなかったよ……まったくもう。
プロットが何もなくて思いつくまま書いてると、そうなるってことです。
もちろん、最初にプロットを書いたら絶対にその通りに物語を書ききらなきゃいけないわけではないので、鬼退治に行こうとしている途中で「やっぱりAV女優にさせる方が面白い」ってなったら、別に書き換えたって良い。鬼退治に行くつもりが、最終的には獣姦ものになってたって別に良い。それは作者の自由。
ただ、プロットがあってそうなるのと、何もなくてそうなるのでは、後の手間も変わってくるって話ですね。プロットがあれば、「こことここを修正すれば、新しい設定の方でも物語が破綻しない」ってのが、だいたい分かりますからね。
えー、ちなみに。
上記のプロットから生まれたわけでは全然ないですが、桃太郎をはじめとする昔話のキャラクターが多数登場する小説を実際に出版したものがこちらになります。もちろんくだらない下ネタとかは全く出てこない真面目な内容です。読んでもらえたら嬉しいです。
混昔物語
混昔物語其ノ二
あとはそう。
小説って、別に最初から順番に書いてかなきゃいけないってこともないんですよね。それもプロットのあるなしで結構変わってくる気がするね。
桃太郎にしても、全体像が分かってれば、先に鬼退治のシーンから書くことだってできる。「中盤のストーリーは何も思いついてないけど、クライマックスの桃太郎と鬼の一騎打ちはだいたいアイデアが固まってんだ」ってときには、ひとまずそこから書いたって良い。
でも僕みたいな場合だと、それができない。
いや、僕も思いついたシーンから書くってのはよくやるんですが、プロットなしにそんなことやると、書いたところが全然つながらないのね。当たり前だけど。別々のジグゾーパズルのピースを繋ぎ合わせようとしてるような感じで、どうやってもこのシーンとあのシーンがつながらないってことがある。仕方ないからどっちかを丸々削除しちゃったり。
まあようするに一言で言うなら、「設計図があった方が物を作るときに失敗しづらいし修正も楽だよね」ってことです。
うん、この一言だけあれば十分だったね、今日は。
先の展開を何も考えないで記事を書くから、こうなるんだね。にゃっはっは。
プロットっつっても、つまりはアイデアだからね。重度の便秘みたいに、どう頑張っても出て来ないこともある。
そんなときはどうするか。
いろんなやり方があると思いますが、僕が今この場で提供できるのは、以下の3つです。
1つ目は「出るまで頑張る」
もう、とにかく出るまで待つ。果報みたいに寝て待つんじゃなくて、出なくても頑張って考えるって意味ね。ちょっとでも思いついたことをひたすらこねくり回して、何とかする。何とかならなくても何とかする。ひたすらふんばる。トイレにこもってふんばる。
ちなみに、トイレとかお風呂ってのはアイデアが出やすいって言いますから、便秘うんぬんは抜きにして、実際にトイレにこもってアイデアをひねり出すってのは、悪くないみたいですよ。ついでに別のものもひねり出ますがね。
まあ、実際これで上手く行くときもありますが、どうしようもないときってのは、本当にどうしようもないですからね。時間だけ無駄に過ぎて行くこともある。
たぶんこういうのは、追いつめられたり多少苦しい思いをするのが自分へのご褒美だと思えるM属性の人には推奨できると思います。僕もMだけど。
2つ目は「パクる」
パクるっつっても、あれね。よく言うところの「盗作じゃありません。影響を受けたんです」ってやつ。
アイデアの模倣ってのは駄目な手段じゃないし、素人の頃はそうやって上達するもんだって話も聞きますから、何も思いつかないときは、いろんな作品を見て、自分の作りたいと思ってるものに近いものを見て、真似てみるのも良いんじゃないかな。
3つ目は「今日の本題を使う」
ふう……やっと来ましたよ。今日一番大事な部分が。
でも残念。時間切れです。一番大事でありながら、最初にも言いましたが前置きが長過ぎちゃったので、この話は次回に回したいと思います。
こんな長い記事書いといて肝心なことは言わないって、何か釣りっぽくなってしまいますが、そこは勘弁してちょ。プロットがないせいで、書いてるうちに勝手にボリュームが膨らんでしまったんだよ。
まあ、どんな話をするつもりかってのだけ、言っときましょうかね。
大塚英志さんが書いた「物語の体操」という本があるんですが、その最初の章で、プロットをひねり出すためのちょっとしたヘルパーがあるんです。
これが意外と面白かったので、僕もやってみることにしました。
本書の中ではカードを使ったやり方なんですが「俺、仮にもプログラマだし、これくらいならプログラム組んだ方が早い」って思ったので、簡単なコード書いてみました。これを使ってプロットを作る練習をしたり、アイデアが詰まったときに利用してみようって感じです。そんな大したページじゃないんですけど、自分でカード作るよりは手間が省けるってことで。
こういうのやると著作権的に怒られんのかもしれないけど……まあ、怒られたら謝ります。
これがそのページ
プロット作成をお助け
具体的な使い方は次回話しますね。
それでは、アディオス、アミーゴ。
タイトルにある通り、前編では本題に入りません。どんなお助けページ作ったったかはこっちの後編にあるんで、前編を読む必要がないと思ったらこっちに飛んでくださいな。
今日は、僕自身のプロットに対する考え方みたいな話で終わっちゃう。めんご。
とりあえず枕的な
小説に限らず、漫画とか映画なんかもそうだと思うのですが、物語を書くときにはまず「プロット」と呼ばれる骨組みのようなものを考える作業があります。プロットってのは、これから書こうとしている物語の起承転結をぎゅっとまとめたようなものです。簡略化した完成予想図? みたいなものですかね。よく分かんないけど、僕の中ではそんな認識です。
この作業が絶対に必要かと言われると、僕は別にそんなことはないと思っているのですが、長編小説を書くときは必要不可欠と言っている人もいるので、まあ作っておくに越したことはないってところですかね。
確かに完成予想図とか設計図が何もないと、後半になって「この後の展開が何も思いつかない」ってなって、最悪、そのままその作品を書くことを諦めちゃうかもしれないですからね。そういう意味では、後で大幅に修正するかもしれなくても、とりあえず最後まで大まかな粗筋をメモでも何でもどこかに起こしておくってのは、作品を最後まで仕上げる上で大事なことなのでしょう。
とか言いつつも自分は……
偉そうなこと言っておいてなんなのですが、僕はこのプロットってやつが全然書けなくて、だから今までもあまりまともにプロットを作ったことがありません。と、言うのもですね。僕は何と言いますか……実際に書き始めてみないと先の展開を考えられないみたいなんですね。
小説に限らず何でもそうなんですが、僕は先のことをあらかじめ考えておくのが大の苦手みたいで、だから将棋なんかやっててもせいぜい1手か2手先くらいまでしか考えられないし、人生においても「1年後の自分は何してる?」みたいなのが全く想像できないんです。正直そーゆーの、どうやって考えたら良いのか全然分かんない。
ってなわけでして、小説もある程度書いてみたところでようやく次のシーンが浮かぶなんて場合もしばしばで……だから最初にプロットを作ることができないわけです。
書き始める前から最後のオチだけは考えてある、みたいなことは、たまにはありますけどね。
しかしまあ、プロットが書けないってことは、設計図が書けないってことと同義ですから、何をどうしたいってことが自分でも分かっていないことになります。そんな状態で書き始めても、そりゃー完成度の高い作品なんぞ作れるはずもねーって話ですよね。絵を描くときだって、何を描いたら良いか分からないけどとりあえず筆を動かしてたら、後になって「こんなはずじゃなかったわぁ……」ってなっちゃうかもしれないもんね。
もちろん、中にはプロットなんて書かなくてもレベルの高い作品作れる人もいますけどね。でも僕はそんなタイプじゃないので、本来ならちゃんと基本に則って、まずはプロットを作らないとあかん人間なのです。
実際にプロットってどんな感じなん?
ここで話すことはプロットが書けないって言ってるやつが考えることですから、参考になるかはビミョーですが……ここを読んだ人が「プロットのことなら我に任せよ」って名乗り出てくれることを期待して、話すことにしましょう。冒頭にも言ったように、プロットというのは物語の骨組みとか枠組みとか、そんなのです。
例えば、昔話の代表格である桃太郎だと、こんな感じになると思います。
おばあさんが川で拾ってきた桃から生まれた子どもの話。名前は桃太郎。
桃太郎はある日、鬼ヶ島へ鬼退治に向かう決心をする。
途中で犬、猿、雉を仲間にし、鬼ヶ島に進入。
見事鬼を退治して、お宝を持ち帰る。
まずはこんなもんで良いかと思います。きびだんごというアイテムが物語上とても重要なものなら、「鬼退治へ向かう際、桃太郎はおばあさんにきびだんごを作ってもらう。犬、猿、雉はそのきびだんごを桃太郎からもらって仲間になる」とか、後でつけ加えても良いし。「別にきびだんごじゃなくても最高級の霜降り肉でもいいや」ってなる程度のものだったら「何かしらのアイテムと引き換えに仲間になる」くらいに書いとくのも良いでしょう。「アイテムにこだわる必要はないな。ここは強さを見せつけて仲間になるのもありだ」って思うなら、そう書けば良いです。
あくまでも大ざっぱな全体像ですからね。自分で流れが確認できれば良いと思います。肉付けは後でいくらでもできる。
で、じゃあここで、プロットが書けない僕の場合はどうなるかって言うと……まずは、おばあさんが川で桃を拾ってくるシーンを書き起こす。プロットみたいな概略じゃなくて、小説として文章に書いてくって意味ね。この時点ではまだ、桃から何か生まれるとか考えてない。
で、おばあさんが桃を家に持って帰って食べようと思うところまで書いた辺りで「いや、待て。普通に食うよりいきなり子どもが飛び出して来る方が面白くね?」と思って、食べようと思ったら中から子どもが出て来たという文章につながる。この時点でも当然、その先のことは考えてない。鬼退治させようとか、そんなことは全く考えてない。プロサッカー選手にするつもりかもしれないし、芸能界に入れてバラエティ番組の司会とかやらせるつもりかもしれない。それどころかまだ性別すら決まってないのだから、女の子ってことにして、将来は18歳未満の方が閲覧できないような作品の女優としてデビューさせ、桃太郎映像出版からDVDを発売させちゃうつもりかもしれない。その場合、オチは「桃太郎ってそっちだったのかよ!」ってなるのかな。
ここだけ見るとプロットを作らない方が夢が無限に広がってむしろ良いような気がちょっとしてしまいましたが……それだとプロット大事って話につながらないので、こんな感じで行き当たりばったりに作品を書いていると、前半と後半で物語に齟齬が出て来ちゃったりして、ちょこちょこと修正を繰り返さないといけなくなったりしますってことを、ここでは述べておきます。最初に軸がないと設定が二転三転しやすいってことですね。それも良くない意味で。
僕もよくやるけど、結構大変なんですよね、これ。
前に、スポーツ万能で格闘技の経験も豊富っていう設定のキャラを作ったんだけど、すっかりそんなこと忘れてて、後半の方でその子の設定が、格闘技経験が全くないのにやたら喧嘩が強いってなってたことがありました。一通り書き終わって読み返すまで全然気づかなかったよ……まったくもう。
プロットが何もなくて思いつくまま書いてると、そうなるってことです。
もちろん、最初にプロットを書いたら絶対にその通りに物語を書ききらなきゃいけないわけではないので、鬼退治に行こうとしている途中で「やっぱりAV女優にさせる方が面白い」ってなったら、別に書き換えたって良い。鬼退治に行くつもりが、最終的には獣姦ものになってたって別に良い。それは作者の自由。
ただ、プロットがあってそうなるのと、何もなくてそうなるのでは、後の手間も変わってくるって話ですね。プロットがあれば、「こことここを修正すれば、新しい設定の方でも物語が破綻しない」ってのが、だいたい分かりますからね。
えー、ちなみに。
上記のプロットから生まれたわけでは全然ないですが、桃太郎をはじめとする昔話のキャラクターが多数登場する小説を実際に出版したものがこちらになります。もちろんくだらない下ネタとかは全く出てこない真面目な内容です。読んでもらえたら嬉しいです。
混昔物語
混昔物語其ノ二
あとはそう。
小説って、別に最初から順番に書いてかなきゃいけないってこともないんですよね。それもプロットのあるなしで結構変わってくる気がするね。
桃太郎にしても、全体像が分かってれば、先に鬼退治のシーンから書くことだってできる。「中盤のストーリーは何も思いついてないけど、クライマックスの桃太郎と鬼の一騎打ちはだいたいアイデアが固まってんだ」ってときには、ひとまずそこから書いたって良い。
でも僕みたいな場合だと、それができない。
いや、僕も思いついたシーンから書くってのはよくやるんですが、プロットなしにそんなことやると、書いたところが全然つながらないのね。当たり前だけど。別々のジグゾーパズルのピースを繋ぎ合わせようとしてるような感じで、どうやってもこのシーンとあのシーンがつながらないってことがある。仕方ないからどっちかを丸々削除しちゃったり。
まあようするに一言で言うなら、「設計図があった方が物を作るときに失敗しづらいし修正も楽だよね」ってことです。
うん、この一言だけあれば十分だったね、今日は。
先の展開を何も考えないで記事を書くから、こうなるんだね。にゃっはっは。
プロットはいつでも思いつくもんじゃない
さて、プロットの重要さについてはこれで分かってもらえた(のかなぁ?)と思いますが、じゃあプロットってのはいつでもスラスラ書けるもんなのかと言えば、もちろんそんなことはなくて、先の展開を考えるのと一緒で、思いつかないときは全然思いつかないです。プロットっつっても、つまりはアイデアだからね。重度の便秘みたいに、どう頑張っても出て来ないこともある。
そんなときはどうするか。
いろんなやり方があると思いますが、僕が今この場で提供できるのは、以下の3つです。
1つ目は「出るまで頑張る」
もう、とにかく出るまで待つ。果報みたいに寝て待つんじゃなくて、出なくても頑張って考えるって意味ね。ちょっとでも思いついたことをひたすらこねくり回して、何とかする。何とかならなくても何とかする。ひたすらふんばる。トイレにこもってふんばる。
ちなみに、トイレとかお風呂ってのはアイデアが出やすいって言いますから、便秘うんぬんは抜きにして、実際にトイレにこもってアイデアをひねり出すってのは、悪くないみたいですよ。ついでに別のものもひねり出ますがね。
まあ、実際これで上手く行くときもありますが、どうしようもないときってのは、本当にどうしようもないですからね。時間だけ無駄に過ぎて行くこともある。
たぶんこういうのは、追いつめられたり多少苦しい思いをするのが自分へのご褒美だと思えるM属性の人には推奨できると思います。僕もMだけど。
2つ目は「パクる」
パクるっつっても、あれね。よく言うところの「盗作じゃありません。影響を受けたんです」ってやつ。
アイデアの模倣ってのは駄目な手段じゃないし、素人の頃はそうやって上達するもんだって話も聞きますから、何も思いつかないときは、いろんな作品を見て、自分の作りたいと思ってるものに近いものを見て、真似てみるのも良いんじゃないかな。
3つ目は「今日の本題を使う」
ふう……やっと来ましたよ。今日一番大事な部分が。
でも残念。時間切れです。一番大事でありながら、最初にも言いましたが前置きが長過ぎちゃったので、この話は次回に回したいと思います。
こんな長い記事書いといて肝心なことは言わないって、何か釣りっぽくなってしまいますが、そこは勘弁してちょ。プロットがないせいで、書いてるうちに勝手にボリュームが膨らんでしまったんだよ。
まあ、どんな話をするつもりかってのだけ、言っときましょうかね。
大塚英志さんが書いた「物語の体操」という本があるんですが、その最初の章で、プロットをひねり出すためのちょっとしたヘルパーがあるんです。
これが意外と面白かったので、僕もやってみることにしました。
本書の中ではカードを使ったやり方なんですが「俺、仮にもプログラマだし、これくらいならプログラム組んだ方が早い」って思ったので、簡単なコード書いてみました。これを使ってプロットを作る練習をしたり、アイデアが詰まったときに利用してみようって感じです。そんな大したページじゃないんですけど、自分でカード作るよりは手間が省けるってことで。
こういうのやると著作権的に怒られんのかもしれないけど……まあ、怒られたら謝ります。
これがそのページ
プロット作成をお助け
具体的な使い方は次回話しますね。
それでは、アディオス、アミーゴ。