違いの分かる男と思われたい

この記事はだいぶ前に書かれたものなので情報が古いかもしれません
サイゼリヤの間違い探しはかくも難しい

この記事を三行にまとめると

男たるもの、違いの分かるやつでありたい
このおざなりの使い方は合ってるのか?
このなおざりの使い方は合ってるのか?
たまに「クジラとイルカの違いって大きさだけなんだよね〜」とドヤ顔で言う人がいますが(俺とか)、実はワシとタカにも分類学上の違いはなく、クジラとイルカみたいに大きさの違いで呼び方が変わるんだそうです。大きい方がワシ。小さい方がタカ。

世の中、違いの分からないことって意外と多いですよね。しかし男たるもの、違いの分かるやつでありたい。

例えば「おざなり」と「なおざり」は未だによく違いが分からない。いや、時々思い出したように両者の違いって何だっけと調べはするのですが、なかなか記憶に根づかないんですよね。だからいざ誰かに「おざなりとなおざりの違いって何だっけ?」と質問された時もはっきりとは答えられず、結局おざなりな感じになってしまう。このおざなりの使い方は合ってるのか?

おざなりとなおざりは単語自体も似てますが、意味もわりと似ている。だから余計にややこしい。

おざなりは「いいかげん」とか「その場しのぎ」みたいな意味です。なおざりにもいいかげんみたいな意味はあるのですが、その場しのぎで適当にごまかすということではなく、何もせずにほったらかしとくみたいな意味でのいいかげんって感じです。

んーと、ようするに何か仕事を頼まれた際、「おざなりな対応」をした場合は、いいかげんではあるけど一応仕事には手をつけたって感じで、「なおざりな対応」をした場合は、そもそも仕事自体に手をつけてない、みたいな感じになるのかな。つまり両者の違いを質問されておざなりな感じになってしまうってのは、適当にそれっぽいことを答えてお茶を濁しちゃうってことですね。

どーにも違いがよく分からないって場合はどっちの言葉も使わないという選択が無難なのかもしれないですね。僕も日常会話で使うことはまずない気がする。

そういや「卵」と「玉子」もどっちも「たまご」ですけど、何が違うのって言われるととっさには答えられないかもしれない。一応、食べ物としてのたまごは玉子で、そうじゃない方は卵になるみたいですね。確かに寿司ネタの玉子を卵って表記してるところはあまり見かけないように思う。

食べ物と言えば、イカも生きているうちは一匹と数えるのに対し、食料品としてスーパーに並んだ時には数え方が一杯に変わる。でも同じ食べ物でも干物になった場合は一枚と数える。うーむややこしい。

ウサギも一匹ではなく鳥みたいに一羽と数えるのは、食が関係しているという説があります。昔の日本では四本足の動物を食べるのが禁止されていた時代がありました。でも二本足の鳥なら食べることができたので、ウサギも鳥の仲間だってことにして食べるために一羽二羽と数えていたというお話です(諸説あり)

数え方の単位はほんっとーに種類が多いですよね。英語ならたいていoneとかtwoだけで済むと思うと、英語ってすっきりしてて良いよねーと思うべきか日本語って趣があるよねーと思うべきか悩むところですな。

ちょいと日本を離れますが、ピザとピッツァも実は違うって話を時々耳にします。トマトとトメイトゥみたいにピッツァの方がよりネイティブな発音とかそういうことではなく、もっと明確な違いがあるらしい。

一枚の円盤をカッターで切り分けたりしてみんなでワイワイつまむのがピザであるのに対し、ピッツァは基本的に一人一枚。切り分けたりはせず、手づかみじゃなくてナイフやフォークを使って食べることもあるのだとか。

まあ、ピッツァだろうがピザだろうが一緒に食べる人がいない僕にとっては、どっちも一人で一枚食べるものですけどねこんちきしょう。

違いの分かる男になるのも良いが、それよりも一緒にピザを食べてくれるような仲間を見つける方が今の僕には必要なことなのかもしれないね……とか言いつつ、どうせ次にピザを食う時も一人なんだけどね。今ここで「俺はピザ友を作る!」と意気込んだところで、気がつけばなおざりになってるだろうさ。

このなおざりの使い方は合ってるのか?
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